前回LAPICについて書きました.LAPICは今ではCPU内に埋め込まれており,IntelのSDMにその使用方法が書いてあります.一方でI/O APICは今ではチップセットに埋め込まれているため,I/O APICに関して知りたい場合はチップセットのデータシートを見ることになります. もともとはLAPICもI/O APICもCPUとは別の独立したチップとして実装されていました.特に,Intel 82093AAが最初のI/O APICチップです.例によって基本的に製品の互換性が保たれているため,I/O APICについて知りたい場合は82093AAのデータシートも参考になります.巨大なチップセットのデータシートと比べコンパクトにまとまっています. 文献 Intel 82093AA I/O Advanced Programmable Interrupt Controller (I/O APIC)