何が起こるかわからないライブが評判を呼んでにわかに注目度が高まっている姉妹デュオのチャラン・ポ・ランタンが、12月26日に新作「たがいの鍵穴」をリリース。9月に出た2年ぶりのアルバム「つがいの歯車」はインディーズながらも都内CDショップの総合ランキング上位に食い込むなど本人たちも予想外の盛り上がりを見せたものだが、そこからわずか3カ月で発売となる今作はそれを上回ること必至。多重録音など初の試みもしながらボーカル・ももの“演じ唄”とアコーディオン・小春の“悲哀メロディ”をクッキリ際立たせたことで、前作にも増して濃密な仕上がりになっている。 本人たちも待望だった“ナタリー初登場”ということで、バックグラウンドについての話を含めてタップリ訊いた。 取材・文 / 内本順一 インタビュー撮影 / 広川智基 半分くらいの人は間違って来ちゃったんじゃない? ──9月にリリースされた2年ぶりのアルバム「つ