歴史的なメダルが連日誕生しました。寝不足になりながらもスポーツの持つ魅力に心揺さぶられた方も多かったと思います。閉幕したばかりのリオデジャネイロオリンピックを、二つの視点で振り返ってみたいと思います。 前半は、日本選手団の総括、そして後半は、4年後の東京大会に向けて、リオデジャネイロ大会が問いかけたものを考えます。 日本選手団の大会前のメダルの目標は、金メダル14個、メダル総数30個以上でした。金メダルの数は届きませんでしたが、メダル総数は目標を大きく上回り過去最多となりました。しかも歴史的なメダルが数多くありました。 感動の大きさや、メダルの総数から4年後の東京大会に向けて着実に歩みを続けているかのように感じますが、ロンドン大会の時と冷静にその内容を比べてみますと、金は増えましたが銀は減り、銅が増えています。そしてここが大きなポイントですが、ロンドンの時は、全競技26競技のうち、半分にあ