[東京 9日 ロイター] -オリックス<8591.T>は9日、入社1年目から30代半ばあたりの社員約3500人を対象に基本給を平均約3%引き上げると発表した。4月から実施する。また、グループの主要会社(国内7500人)の社員全員の今夏の賞与を平均約10%引き上げる。 同日会見した井上亮・代表執行役社長グループCo─CEOは、年収の引き上げによる消費の活性化、デフレ解消などの経済の好循環につながることで、アベノミクスに寄与したいとの認識を示した。 オリックスは好調な業績を背景にアベノミクスとは関係なく過去にもベースアップを実施してきた。井上社長は、「それを考えれば3%の基本給アップと賞与アップは出せるレベル。結果としてアベノミクスに沿う格好になった」とも述べた。