子どもの道徳心を検査し、偏差値や5段階評価を示す業者テストが全国の小中学校で実施されている。テスト結果を受けて教師に渡される各児童・生徒の個人診断票には「重点指導項目」として「愛国心」「郷土愛」などが記される。今年3月に文部科学省が公表した改訂学習指導要領には道徳教育の目標に「我が国と郷土を愛し」という文言が加わったが、道徳の数値評価は「行わない」とされている。それだけに、保護者からは「先生がテスト結果をうのみにして生徒を色眼鏡で見るようになってしまうのではないか」などと不安視する声も上がっている。 子どもの道徳心を偏差値化 各地の小中学校でテスト 僕がこのテストを受けて、結果、偏差値が30だったとしたら、俺は道徳偏差値が低い、道徳苦手人間なのか……、とがっかりするのではなく、ひゃっほー俺はこんなに道徳心や愛国心に欠けているぜ!! と喜ぶ。なぜなら、道徳が好きではないからです。道徳心が強い