遠藤周作「沈黙」映画化へ スコセッシ監督メガホン2009年2月11日 印刷 ソーシャルブックマーク 来日し、踏み絵のレプリカを見る美術監督のダンテ・フェレッティ氏(左)=10日午後、長崎市の長崎歴史文化博物館、水野義則撮影 米国の映画監督マーティン・スコセッシ氏が夏にも、遠藤周作の小説「沈黙」を題材にした映画撮影を始める。美術監督らが10日、舞台になった長崎県を訪れ、ゆかりの地を巡った。映画化は篠田正浩監督の「沈黙 SILENCE」(71年)以来で、海外では初めてだ。 美術監督のダンテ・フェレッティ氏やプロデューサーのベネット・ウォルシュ氏らが、長崎市の長崎歴史文化博物館や遠藤周作文学館などを訪れた。フェレッティ氏はアカデミー賞の美術賞を05、08年に受けた。同博物館で踏み絵のレプリカを手にして、興味深そうだった。 ウォルシュ氏は「素晴らしい原作なので楽しみだ。主人公の心の変化を描くのは難