「笑うこと」が非難された中世ヨーロッパ おかしな話や映像を聞いたり見たりして、大いに笑うことは普通のコトです。 科学的にも笑いは推奨されてもいます。ストレス発散や免疫力の向上など、様々な医療効果があることが実証されています。 テレビ番組もネットの記事も、基本的には「人を笑わせよう」としてますから、現代は歴史上で最も高度に笑いが発達した時代と言えるかもしれません。 ところが中世ヨーロッパでは、笑いは「なるべく控えるもの」であり、大笑いすることは「不道徳なこと」であるとされました。今とは真逆ですね。 笑いが禁止された世界とはどのようなものだったのでしょうか。 記事三行要約 イエス・キリストは笑いを非難したとされ、笑いは糾弾されるようになった 笑いがいかに悪徳かの論理武装がなされ、修道院では笑ったものは厳しく罰せられた 徐々に笑いに対し理解が生まれ「笑いは魂の休息」とみなされるようになっていった