ライターとして活躍され「文化系のためのヒップホップ入門」や「ヤング・アダルトU.S.A.」、「21世紀アメリカの喜劇人」といった映画音楽関連著書だけではなく、今年には初の小説「あたしたちの未来はきっと」を発売と活躍されている長谷川町蔵さん。彼がこの10月に発売した新刊「サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画」の話を中心に、映画サントラについてお伺いしました。(後編はこちらから) きっかけは「映画秘宝」 ──先月発売された新著「サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画」の母体となる連載「サントラ千枚通し」を映画雑誌「映画秘宝」に書くきっかけは何だったんでしょうか? 長谷川 1995年にWindows 95ショックがあって急にインターネット人口が増えたんですが、その翌年ぐらいからみんなが個人サイトをボコボコ作り初めて、自分もその一人で個人サイトを作って好きな映画とか好きな音楽と