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ブックマーク / urag.exblog.jp (8)

  • ブックフェア「中野幹隆という未来」の大成功を目の当たりにして | URGT-B(ウラゲツブログ)

    「[]のメルマガ」07年10月25日号に寄せた拙文を転載します。末尾に、メルマガ掲載が間に合わなかった最新情報を添えます。 *** それは驚くべき結果だった。前年比200%。ジュンク堂書店新宿店で7月から8月いっぱいにかけて開催されたブックフェア「中野幹隆という未来――編集者が拓いた時代の切鋒(きっさき)」が予想を遥かに超える反響を呼び、人文書売場の月次売上が一気に跳ね上がったのだ。売場担当のSさんの声はいつになくトーンが高かった。「すごいことになりましたよ! 普通はこんなのはありえないです」と。 私がお手伝いをさせてもらったフェアの中で、それはダントツの結果だった。過去を振り返ると、90年代前半のリブロ池袋店での「天使」フェア、同じく90年代の後半には紀伊國屋書店チェーンでの「カルチュラル・スタディーズ」フェア、そして、01年から数年続いた三省堂書店店の人文書和書フロアでの「人文社

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  • 今月末まで:二宮隆洋さん追悼フェア@ジュンク堂京都店 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    「京都新聞」5月10日夕刊の「灯」欄に内田孝さんの署名で掲載された「ある編集者の死」で、二宮隆洋さん追悼フェア@ジュンク堂書店京都店が取り上げられました。「70年代後半から30年余りに刊行された重厚なハードカバーの数々が、書店の入り口で存在感を示す。〔・・・〕売行きは好調だという。通常はあまりない哲学書の発注に驚き、フェア会場を見学に訪れた出版社もあったとか。〔・・・〕かつて京都書院や丸善、駸々堂が個性を競い合った京都。おそらくは数々の書店が育てた異能の編集者の種が、次世代に引き継がれ再び芽を出すかもしれない」。 二宮さん追悼フェアはいよいよ今月いっぱい、5月31日(金)まで。税込6,000円以上をお買い上げのお客様に差し上げているノヴェルティのカラー冊子「親密なる秘義」は残りわずかとのことですので、どうぞお早めに。遠方のお客様も、税込6,000円以上のお買い上げで、と一緒に冊子を着払い

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  • 注目新刊:ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』光文社古典新訳文庫、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    論理哲学論考 ヴィトゲンシュタイン著 丘沢静也訳 光文社古典新訳文庫 2014年1月 体880円 文庫判35+169頁 ISBN978-4-334-75284-2 帯文より:20世紀最大の哲学書。あのヴィトゲンシュタインが普通に読める、新しい『論考』の誕生。オリジナルに忠実で平明な革新的訳文! 20世紀を代表する哲学書であり、最も難解といわれる『論理哲学論考』は、シンプルなドイツ語で書かれた美しい作品だ。今回の新訳では、その微妙なスタンス、ニュアンスを、細やかな目配りで忠実に再現した。いつでも、どこでも、肩の力を抜いて読める、まったく新しい『論考』をここにお届けする。 カバー裏紹介文より:「語ることができないことについては、沈黙するしかない」。「私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する」。 「(倫理[学]と美[学]は、ひとつのものである)」──世紀転換期ウィーンの聖典、20世紀哲学の金

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  • 注目新刊:フーリエ『愛の新世界』増補新版、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    増補新版 愛の新世界 シャルル・フーリエ著 福島知己訳 作品社 2013年11月 体8,200円 A5判上製744頁 ISBN978-4-86182-457-9 帯文より:そのあまりの先鋭さ故に長らく封印されていた幻の奇書! 旧版を増補し、草稿ノートと照合して厳密に校訂し、新たな相貌を現わす。稀代の幻視者フーリエが描く、愛とのユートピア! ★発売済。旧版は2006年8月に限定800部、体7800円で刊行されました。品切になってからは古書価が高騰し、アマゾン・マーケットプレイスでは数十万円もの値段になっていたことがあります。今回の増補新版は、発行部数が旧版より絞られており、現在すでに版元在庫僅少なので、ほどなくオンライン書店の出先在庫は切れるでしょう。当面は書店さんの店頭で買うのが一番確実そうです。版元さんのお考えでは今回は限定版という位置付けではなく、品切になれば重版するそうなので、

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  • 本日取次搬入:千葉雅也『動きすぎてはいけない』河出書房新社 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学 千葉雅也(ちば・まさや:1978-)著 河出書房新社 2013年10月 体2,500円 46変形判上製372頁 ISBN978-4-309-24635-2 帯文より:接続過剰(つながりすぎ)の世界から「切断の哲学」へ。思想界の超新星、衝撃のデビュー作。“もっと動けばもっとよくなる”“もっともっとつながりたい”……動きすぎ、関係しすぎて、ついには身動きがとれなくなった世界でいかに生きるか。待望のドゥルーズ入門。 推薦文:「ドゥルーズ哲学の正しい解説? そんなことは退屈な優等生どもに任せておけ。ドゥルーズ哲学を変奏し、自らもそれに従って変身しつつ、「その場にいるままでも速くある」ための、これは素敵にワイルドな導きの書だ」(浅田彰)。 推薦文:「超越論的でも経験的でもなく、父でもなく母でもない「中途半端」な哲学。書は『存在論的、郵便

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  • 注目新刊:イブン・シーナー『魂について』、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    魂について――治癒の書 自然学第六篇 イブン・シーナー著 木下雄介訳 知泉書館 2012年10月 体6,500円 A5判上製386頁 ISBN978-4-86285-141-3 カバー裏紹介文より:イブン・シーナー(980-1037)により、11世紀初頭にアラビア語で書かれた『治癒の書』は、論理学や自然学、数学、形而上学など多くの学問分野を体系的に論じた大部の著作である。イスラーム哲学史上、決定的に重要な作品であるが、主に自然学と形而上学が12世紀から13世紀にかけてラテン語訳され、ヨーロッパの思想界にも多大な影響を与えた。そのうち『魂について』は50の写が残っている。/書で扱われる魂の議論は、アリストテレスやアレクサンドリア学派の影響を受けて自然学と形而上学の二分野にまたがり、肉体とのつながりは自然学で扱い、死後の魂は形而上学に分担されている。アリストテレスは知性の不滅性については

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  • 注目新刊:ライプニッツ『形而上学叙説』新訳、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    形而上学叙説/ライプニッツ-アルノー往復書簡 G・W・ライプニッツ著 橋由美子監訳 秋保亘/大矢宗太朗訳 平凡社ライブラリー 2013年8月 体1,500円 HL判並製360頁 ISBN978-4-582-76794-0 帯文より:各人の個体概念は、その人物にいつか怒ることを一挙に含んでいる。個体的実体概念を展開する『形而上学叙説』の十全な理解のためには、『叙説』をめぐるアルノーとの『往復書簡』は不可欠。正確で読みやすい新訳によるライプニッツ哲学への招待。 カバー裏紹介文より:各人の個体概念は、その人物にいつか怒ることを一挙に含んでいる――個体的実体概念が展開され、ライプニッツ哲学体系がはじめてまとまった形をとった『形而上学叙説』。しかしその十全な理解には、この書の概要をめぐって始まったアルノーとの往復書簡が欠かせない。『モナドロジー』に至るこの哲学者の思考の射程をつかむために、正確か

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  • 注目新刊:42年ぶりの新訳、フーコー『知の考古学』河出文庫、ほか | URGT-B(ウラゲツブログ)

    知の考古学 ミシェル・フーコー著 慎改康之訳 河出文庫 2012年9月 体1,300円 文庫判並製440頁 ISBN978-4-309-46377-3 カバー裏紹介文より:あらゆる領域に巨大な影響を与えたフーコーの最も重要な著作を気鋭が42年ぶりに新訳。フーコーが『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』を生み出した自らの方法論を、伝統的な「思想史」と訣別し、歴史の連続性と人間学的思考から解き放たれた「考古学」を開示する。それまでの思考のありかたに根底から転換をせまる名著が新たなすがたで甦る。 原書:L'Archéologie du savoir, Gallimard, 1969. 目次: 緒言 I 序論 II 言説の規則性 I 言説の統一性 II 言語形成 III 対象の形成 IV 言表様態の形成 V 概念の形成 VI 戦略の形成 VII 注記と帰結 III 言表とアルシーヴ I 言

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