「キャー、なにこれ!? スゴーい!!」「うわー、キレイ!!」といった歓声が、ひっきりなしに聞こえてくる水族館がある。神奈川県藤沢市にある新江ノ島水族館(以下、えのすい)だ。 一度でも足を運んだことがある人であれば、記憶に残っているかもしれない。入口のゲートをくぐって、まず目に入ってくるのが、どーんと広がる相模湾の景色である。左に目をやると江ノ島を見ることができ、右に目をやると富士山を望むことができる。絶好のロケーションにある「えのすい」に、ここ数年たくさんの人が押し寄せているのだ。なぜか? その疑問にお答えする前に、水族館の歴史を簡単にご説明しよう。 えのすいの前身・旧江ノ島水族館は1954年に誕生。映画会社「日活」の社長(堀久作氏)がドライブの途中で片瀬海岸西浜に立ち寄った際、「この地にふさわしい水族館をつくりたい」と考えたのが始まり。「へー、そんなに昔からあるんだ。でも、終戦後10年も
![過去最高! 新江ノ島水族館がV字回復したワケ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/68e398bda8d4d1597821cbed92a8d3e764a28e53/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbusiness%2Farticles%2F1609%2F28%2Fl_yd_enoshima1.jpg)