みなさん、がんばりすぎていませんか? そんなに心配することはありません。なぜなら、こと仕事で自分の思い通りになることは、ほとんどないから。 この身も蓋もない「真実」を直視して、成功の呪縛からもっと自由になろう。そうすれば目の前の仕事に対し、もっと気楽に、淡々とやり続けることができる。 著者が実践してきた「GRIT無用、レジリエンス不要」の仕事の哲学『絶対悲観主義』から注目の章を特別公開! 信用と人気 江戸時代に井原西鶴が強調しているように、今も昔も信用は商売にとっていちばん大切な無形資産です。僕が私淑している昭和の大女優、高峰秀子さんは「信用」と「人気」を峻別しています。ブランデッドが信用であるのに対して、ブランディングは人気を志向します。 需要がないと仕事にはならない。ただし、その需要は決して人気であってはいけない。人気があるうちは、周りが何でも言うことを聞いてくれる。全能感を持ち、根拠