TRAPPIST1の惑星系と1fと呼ばれる惑星の想像図 NASA/JPL-CALTECH/T. PYLE (IPAC) <「NASA史上最強」のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、近傍の太陽系外惑星に生命の痕跡を発見できるか> ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測データによって、近傍の太陽系外惑星に生命が居住可能かどうかが明らかになる――科学者たちはそう考えていると、NASAの専門家は言う。 NASAの宇宙生物学者ショーン・ドマガルゴールドマンによれば、JWSTは地球から約40光年先にある小さな赤色矮星TRAPPIST1の周囲を公転する惑星のいずれかに大気があるかどうかを判断できるはずだという。もしこれらの系外惑星が「適切な」大気を持っていれば、生命が存在する可能性もある。 発見された系外惑星の数は増え続けているが、宇宙から降り注ぐ電波を何十年スキャンしても、地球外生命の証拠は見