〈あらすじ〉 中国系アメリカ人のエヴリン(ミシェル・ヨー)は、毎日懸命に働いているが生活は一向に楽にならない。夫のウェイモンド(キー・ホイ・クァン)は頼りにならず、娘のジョイ(ステファニー・スー)は反抗的だ。 疲れ果てたエヴリンの前に、別の宇宙(ユニバース)で違う人生を送っている夫が現れ、「全宇宙にカオスをもたらそうとしている強大な悪ジョブ・トゥパキを倒せるのは君だけだ」と告げる。“無限の多元宇宙(マルチバース)”を行き来し、無数の自分の力を得てカンフーの達人になったエヴリンは、ジョブ・トゥパキとの戦いに挑む。 〈解説〉 平凡な中年女性が宇宙を救うために戦うアクション・エンターテインメント。『スイス・アーミー・マン』に続くダニエルズの脚本・監督作。第95回アカデミー賞で作品賞ほか最多10部門11ノミネート。140分。 中野翠(コラムニスト) ★★★★☆話は強引で好みでは全然ないのに、妙なイ
本記事は後編記事です。前編記事『運用資産16億円…「日本のバフェット」86歳現役トレーダーの最強投資法』 「別にカネが欲しいわけじゃない」。そう言いながら、デイトレードに精を出す超ベテラン個人投資家が兵庫にいる。なぜ彼は人も羨むほど巨額の運用資産を築くことができたのか。その秘訣を聞いた。 働いていたペットショップでの出会いが転機に その合間を見計らい、「日本のバフェット」に株式投資を始めたきっかけを問うと、矍鑠としてこう答えた。 「もともと実家は小百姓で、4人兄弟の末っ子。加古川東高校を卒業後、鳥屋(ペットショップ)に勤務した。ここでカナリアを買うてくれたのが、『石野証券』(現SMBC日興証券)の役員さんだった。『ペットを飼いたい』という人に悪い人はいない。彼に株の話を聞くようになって、付き合いが始まった」 誘われるまま同社を訪れると、「この株がええ」「この株はいかん」と熱心に教えられたと
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