35ミリのレンズは、自分が見ているよりも少しだけ広く世界を捉えることができます。そのため情景が撮りやすく、スナップやストリートフォトなど、物語が引き立つ写真を写すのに適したレンズと言えます。今回はシグマの「35mm F1.4DG HSM」をキヤノンの「EOS 5D Mark III」に取り付けて、撮影の際に意識したいポイントを紹介します。 話しながらのポートレート撮影に挑戦 写る範囲がそこそこ広く、普段人と話している距離で撮影ができるため、コミュニケーションを取りながらのポートレート撮影にもお勧めです。1対1はもちろんのこと、家族や仲間が集まって人数が多くなったときにもこの焦点距離は使えます。 50ミリの標準レンズに比べ、周辺の環境も入り、被写体に寄りすぎないため、辺りの情景を生かしながらの旅スナップでも役立ちます。 一歩近寄ることで関係値や距離感を演出する 実際撮影しているときは「近い!