タグ

ブックマーク / finalvent.hatenadiary.org (42)

  • 懐奘 - finalventの日記

    道元をある程度知る人なら、懐奘を知っているし、懐奘が道元より年上であることも知っているはずだ。が、「随聞記」などを見ているとそのあたりをつい失念しがちだし、そしてそのことを想起するごとに不思議なインパクトを精神にもたらす。なにより、「随聞記」とは、もしかして、この世に現れることのない書籍であったかもしれないということに、歴史というものの怖さを思う。 ⇒「 正法眼蔵随聞記: : 水野 弥穂子」 懐奘の年齢でもう一つ大きなことは彼が道元禅師とは異なり、長命であったことだ。82歳まで生きていた。親鸞のような怪物もいるが、この時代82歳とはそれだけで大衆にしても弟子にしても仏の功徳のようなものだろうし、たぶん、懐奘は道元禅師に命を分けてもらったのだと確信していただろう。懐奘にとって道元とは当にそのままに仏陀であっただろう。 私が、あれだけ傾倒した親鸞より、結局は、道元により心を寄せるようになっ

    懐奘 - finalventの日記
    rsakamot
    rsakamot 2013/01/05
  • 困難な時代を生きる君たちへ - finalventの日記

    みなさんがこれから生きて行く時代過去の時代に比べればより自分というものが問われるものになります。 戦争に巻き込まれることはないでしょうが、大災害に襲われる可能性は高くあります(富士山も爆発するでしょうし東京に大震災は訪れるでしょう)。しかし、生きるということは、避けがたいことは受けいれるということです。そして、みなさんがこれから幸福な人生を送るために、どういう努力したらいいのか、その「やりかた」がよくわからないというなら、人まねをしないことです。 まじめに受験勉強をして、いい大学を出て、一流企業に就職したり資格や免状を手にすれば、あとは生計について心配はしなくてよいというような「人生設計」を立てることは、実際には過去の時代にもそう多くはありませんでした。大学の先生のお話なんか聞いてないで、漁港や寒村で働く人の話を聞いてごらんなさい。 生きることはいつの時代でもむずかしいものです。なぜか。あ

    困難な時代を生きる君たちへ - finalventの日記
    rsakamot
    rsakamot 2012/01/09
  • 終風日報編集後記 日銭を稼いで人生になる - finalventの日記

    2ちゃんねる創設のひとりというのだろうか、ひろゆき氏の発言が話題になっていた。▼「福島の放射線の強い地域に残ってる人は、覚悟を決めてるのか、楽観的なのか、何も考えてないのか3つのうちのどれかだと思うのですが、「仕事がある」とか言ってる人って、目の前の日銭と自分や家族の人生を天秤にかけて、日銭を取ってるってことですよね。不思議。」▼現実的にはその三択ではないだろう。出口のないような状況に追い込まれているのが大半だろう。楽観的でもなく、そして考えてみてもどうにもならない。それを覚悟というなら、そういうこともあるだろう。「仕事がある」というのはそのなかでとりあえず生きるということでもある。▼「ぬちどぅたから(命こそ宝)」と沖縄ではいう。内地の「命あっての物種」とも似ているが、沖縄のそれは鉄の暴風のなかで言われた。生きるか死ぬかとなれば、生きることを選ぶべきだと私は思う。だが、生きる日常というもの

    終風日報編集後記 日銭を稼いで人生になる - finalventの日記
    rsakamot
    rsakamot 2011/10/24
  • 雑文 - finalventの日記

    スティーブ・ジョブズが亡くなって、その名講演の言葉をなんども見かけた。あれである、「もし今日が自分の人生の最後の日だとしたら、今日するはずのことを私は当にやりたいだろうか?」 英語だと、"If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" (参照) 人生は限られているし、望んだ人生を生きられる人も少ないから、この手の言葉が心に刺さるのもしかたがないなと思う。それにいずれ、だれにも、人生の最後の日は来る。 もうちょっと引用すると、その一文とは違う含意も見えてくる。 "I've looked in the mirror every morning and asked myself: "If today were the last day of my life, woul

    雑文 - finalventの日記
    rsakamot
    rsakamot 2011/10/11
    "ここで私は思う。人の人生というのは、そもそも未完なのではないか。なんとかいろいろあがいても、未完のままに終わるというのが人生の実相というものなら、さて、ジョブズのように意気込んで生きるものか。"
  • 終風日報編集後記 まるで罰ゲーム - finalventの日記

    前原誠司前外相が民主党代表選に立候補した。通れば首相ということになる。そして彼が首相になれば各種の難問をかき回したまま放り出して去るのだろう。この御仁にはつくづくこりごりしたというのが私の率直な評である。▼前原さんが出れば票割れを避けるか、そのまま割れるか、ということで、すでに立候補した野田佳彦財務相の目はなくなる。増税路線と与謝野さんのおまけ付きという悪夢が消えるのはよいが、昔の流行した「究極の選択」というネタのような世界だ。まるで罰ゲームである。▼他は小粒と言ってもよい。鹿野道彦農林水産相や樽床伸二元国会対策委員長は自民党派閥風味のご愛敬といったところ。海江田経済産業相が首相になれば日の面白政治にお涙のシーンが溢れることになる。馬淵澄夫前国土交通相は増税反対で支持する向きもあるが、私はこの政治家の過去の言動から基的に信頼していない。▼さて全部にバツを付けてしまった。どうするか。無責

    終風日報編集後記 まるで罰ゲーム - finalventの日記
    rsakamot
    rsakamot 2011/08/28
    "冗談を抜きにすれば、衆院が予期された期日で解散されるまで良識有る国民はじっと耐えるのがよい。ひどい政権を選ぶと国民がひどい目に遭う。腹の底から自業自得だと得心するのにはあともう1,2年待ったほうがよい。"
  • どう生きたらいいかを考えさせる本 - finalventの日記

    どう生きたらいいかを考えさせるなどといった話題は書くものではないと思っていたが、ちょっとした機会でもあるので簡単に書いてみたい。 人生とは何かということをもっとも究極的な形で描きだしているのは、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」(参照)だろうと思う。が、これは万人向けではない。皆目わからない人もいる。お薦めはしづらい。 日人として生きていて、人生で突き当たる質的な問題を実験的な形で描いていったのは夏目漱石の小説である。極点は「明暗」(参照)だろうが、できれば、その他の小説から読み進めたほうがよい。おそらく日近代の知識人が抱える質的な問題が、人によってはということはあるだろうが、自分のことのように問われている。 このブログを書き始めてからはなぜか言及してこなかったが、ドストエフスキーやら漱石といった、いかにも文学というものでなければ、山周五郎の小説を薦めたい。人情と人生とい

    どう生きたらいいかを考えさせる本 - finalventの日記
  • 終風日報編集後記 「生き延びさせる力」 - finalventの日記

    トップニュースを開くとほとんど空っぽのページだった。それでもグロ写真が掲載されているよりはマシだと苦笑する。Paper.liの編集能力は低い。▼アルファブロガーでもありパールというコンピューター言語の推進者でもある小飼弾さんのエントリー「生き延びさせる力」がトップに並んでいたので読んでみた。残念ながら私には皆目わからない。引用されている内田樹先生のエントリーも同様。ブログの世界では話題のテーマだったのだろうかと妙な気がしていたら、2005年のエントリーであることに気がついた。▼お題である「生き延びさせる力」は結果的に生き延びてきた人にしてみるとひと言ふた言、言ってみたい気もする。私など説教を垂れそうである。だが、2005年の「生き延びさせる力」と2011年の「生き延びさせる力」は同じだろうか。▼垂れてみよう、私には同じとは思えないからだ。なによりそれは「力」といったものではないように思える

    終風日報編集後記 「生き延びさせる力」 - finalventの日記
    rsakamot
    rsakamot 2011/08/12
  • 昨日のお金の話の補足だけど - finalventの日記

    現実は、30代以降の大人の男と大人の女のカネを巻き込んだどろどろした世界があるばかり。だから、意外と、恋愛とかしっかり考えることにカネの問題が従属したりする世界になると思うよ。 ちょっと補足しておきますよ。簡単なことなんだけど。 僕の知人に東大出て一流会社に入って美人の奥さんもろって家建てて子どもが生まれてと順風満帆なやつがいて、長く疎遠だったけど、再開したら離婚していた。なんで離婚したのと聞くと、君もいずれわかるよと答えた。家と子どもは引き取ったらしい。ローンについても解決したそうだ。賢いやつだったからなとは思った。 どういうことがあったか、お金の流れを見るとだいたい想像は付くので書くまでもないし、その後、彼は幸福な再婚をしている。 で、と。ここから一般論だが、家を建てて子どもができてからの離婚は、お金にすごい影響をもたらす。あたりまえだけど。20年くらいは続く。億単位の借金くらいのイン

    昨日のお金の話の補足だけど - finalventの日記
  • 20代で知っておきたいお金のこと - finalventの日記

    釣られて⇒20代で知っておきたいお金のこと の要点まとめ〜ブクペ〜 まあ、つまらないことが書いてある。 ので、もうちょっと実用的な話でも。 「20代で知っておきたいお金のこと」で重要なのは、親のカネことですよ。親がどういう資産と消費傾向をもっているかということ。20代は、親なんて「私のことじゃねーし」とかまだお子様みたいな幻想持っているから。 若い世代の「お金について背負っているハンディの金額」なんかいくら気にしてもさしてどうにもならないので、くだらないルサンチマン描くより現実的に考えたほうがまし。正義に拘泥していても現実の自分の人生はさしてどうにもならないもの。 「20代で貯金ゼロだと、一生お金が貯まらない」は大嘘。20代ならまだ自分に投資しないとその先細るばかり。ではどうやって投資するかというのが課題。つまり、そのカネどうやって捻出するのいうこと。これはこれで大きな問題。でも別問題。

    20代で知っておきたいお金のこと - finalventの日記
  • まあ、これもちとまいったかな - finalventの日記

    はてなブックマーク - 0.02%の嘘 - lizard-tail studio オリジナル⇒0.02%の嘘 水を飲んでも大丈夫?誰かにこう問われ、僕は一瞬迷い、大丈夫だよと答える。これぐらいなら大したことないよ。一瞬の躊躇を見抜いたのか、相手は怪訝そうな顔をする。 理由を一生懸命説明する。今伝えられているような放射線の量では滅多な事じゃガンにはならない。はっきり影響が出るような数字には全然足りない。不安そうな表情は消えない。彼らや彼女たちが聞きたいのは解説なんかじゃない。ただ安心したいだけだ。言葉は空しく虚空に消えていく。 当に? うん、大丈夫だよ。 少しだけ良心の呵責を覚える。僕はたぶん嘘をついている。 まあ、コラムとしては意表をついて面白いのだろうけど。 市民は、というか、公共というのものは、そういうふうにものを考えない。というか、そういうふうに考える領域と、そうではない領域を分

    まあ、これもちとまいったかな - finalventの日記
  • 外国人25人 - finalventの日記

    2004.11.10追記 古典は除きました。忘れている人もいるかもしれませんが、この人たちから決定的な影響を受けたことは確かです。多分、数名ほど、そんな人聞いたこともないという人がいるかと思います。というか、これは私の精神のコアのちょっと告白するには恥ずかしい部分だけど、かっこつけずに書いておきます。というか、先の日人リスト合わせて、この50人、それと古典を加えれば、自分の精神がどのように形成されたのかX線のように見えますね。 あえてできるだけ英語表記にしました。 【作家】 Fyodor Mikhailovich Dostoevskii Jerome David Salinger Albert Camus Hermann Hesse William Somerset Maugham Philip Roth Kurt Vonnegut Rainer Maria Rilke 【哲学者・思索家

    外国人25人 - finalventの日記
    rsakamot
    rsakamot 2010/12/25
    こちらも参考にします
  • ざっと日本人25人 - finalventの日記

    重要な人を落としているかな。意図的に落としているのは多いが。 小林秀雄、吉隆明、森有正、山七平、大森荘蔵、 中島義道、竹田青嗣、梅原猛、柳田国男、折口信夫、 宮常一、吉野裕子、鳥越憲三郎、栗慎一郎、網野善彦 岡田英弘、由水常雄、大塚久雄、小室直樹、亀井勝一郎 渡辺一夫、河合隼雄、澤瀉久敬、山夏彦、高島俊男 各2冊で50冊リストはできるが… あるいは、あと外人勢で50人もできるか…。文学系はなんか恥ずかしくてリストにしたくないな。って、これも恥ずかしいか。 もっと軽いほうがいいか。 山夏彦など、実は、たった一冊「無想庵物語」を読めばいい。しかし、今の大学生にこれを読めというのはむちゃくちゃなんだろな。 リストにしてみて、自由連想なんだが、民俗学が多いなという感じがする。民俗学が事実上、日の思想だったという面もあるのだろうな。つまり、「私たちとはなにものか?」というのを、必死に説

    ざっと日本人25人 - finalventの日記
    rsakamot
    rsakamot 2010/12/24
    参考にします
  • 10代でそんなに読むことはないよ - finalventの日記

    はてなブックマーク - 10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 - その1 - PictorialConnect ⇒10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 - その1 - PictorialConnect とかいいながら、けっこうこれらは私は10代で読んだな。背伸びしたいころであった。 プラトン『国家』 これは存外に面白いなんだが、いろいろと手順みたいのが必要なんで、「プラトン入門 (ちくま新書): 竹田 青嗣」を先にきちんと読んでおいたほうがいい。 アリストテレス『ニコマコス倫理学』 れいのサンデル先生というかコミュニタリアンで再評価されつつある。現代的な文脈でいうなら、サンデル先生の説明をきちんと理解するだけでよいと思うよ。 ⇒[書評]これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル): 極東ブログ ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』 これ1

    10代でそんなに読むことはないよ - finalventの日記
  • ある種の、たとえば恋愛関係の質みたいなものが - finalventの日記

    語や、近代という背景に結びついているのかどうかは、わかりそうでわかりづらい問題で、いや、よくわからない。 漱石のこころや明暗など、百年以上も経つのに、かなりの日人の人生の経験の質に呼応してくる。 たぶん、あの小説を、かなり上手に翻訳しても、欧米人には理解不能なのではないか。 あるいは、現代日の萌え文化みたいのを経由すると可能なのか。とか思うのは、めぞん一刻の情感とはが現代の欧米人でもわかる人にはわかるだろうし、あそこから漱石の情感に繋がるのはもう一歩のようにも思う。 私は小林秀雄が好きでよく読んだが、彼は彼で女とか友情とか家とかいろいろ悪戦苦闘はしたが、漱石文学の質感とはうまくあっていないように思えた。小林という人は漱石がなぜこんな小説を書いたのかまるで理解できてなかったのではないか。 それはそれとして。 村上春樹やよしものばななの文学は、そのまま欧米にも通じている。よい翻訳者を得

  • 日本人ということ… - finalventの日記

    自分語りままだが、私は、自分が日人であることから、より普遍的であるべきだと考えてきた。どういう運命の巡り合わせか、異文化の人々と生活の一部を共にすることもあった。人間は人間である。日人である以前にその根幹に人間であると思った。その思いは、変わらないといえば変わらない。 ただ、歳を取るにつれ、ある文化の感性というのは外国人には通じない、あるいは、通じることは文学なりを経由するとても難しいことなのだと思うようになった。もう少し言うと、戦後の世界は日を表向き外国にしてしまった。 下の小林秀雄の言葉のなかに「そういう人間の素朴な感覚には誤りがある筈がないと私は思う」とあるが、この「人間」とは「日人」ということだろう。それを、中国人にも韓国人にも直線的には通じるわけもない。文学や宗教はそれをなしうるかもしれない。そして、人間の精神のなすべきことはそういう仕事なのかもしれない。 ただ、しかし、

    日本人ということ… - finalventの日記
  • 考えるヒント 3 - finalventの日記

    著者:小林 秀雄 販売:文藝春秋 価格:\490 媒体:文庫 通常4日間以内に発送 前に「きけわだつみのこえ」に触れましたが、あのを読んだ時、直ぐ気附いた事があった。が、言えば誤解されるだけと考えて黙っていた。それは学生の手記に関してではない。編輯者達の文化観の性質についての感想であった。手記は編輯者達の文化観に従って取捨選択され、編輯者達によってその理由が明らかにされていたからである。戦争の不幸と無意味を言い、死に切れぬ想いで死んだ学生の手記は採用されたが、戦争を肯定して喜んで死に就いた学生の手記は捨てられた。その理由が解らぬなどと誰も言いはしない。理由は条理が立っているのである。ただ私は、あのに採用されなかった様な愚かな息子をもった両親の悲しみを思ったのです。私は、そういう親を知っていた。彼は息子を軍国主義者などと夢にも思っていなかったし、彼自身も平和な人間であった。戦犯が死刑にな

    考えるヒント 3 - finalventの日記
  • 小林秀雄の読み方 - finalventの日記

    いわゆる近代批評の部分確立した小林秀雄というのは「モーツアルト」で終わりなんですよ。 あるいはその延長というか。「ゴッホの手紙」とかけっこうどうでもいい。 その意味ではこれが必読ですよ。 小林秀雄: 江藤 淳 小林が長谷川泰子関連のどたばたで自殺しようとした遺書まで含まれていて、そのあたりは圧巻です。よく小林がこれを公開したものだというか、このころ小林は江藤に賭けていた部分もあったのかと思う。 ただ、江藤のこの作品は、作品としてみると、けっこうとほほ。 この問題はこれとも関連。 これ⇒極東ブログ: [書評]中原中也との愛 ゆきてかへらぬ(長谷川泰子・村上護) で。 と、ちょっとウィキペディアを見たら苦笑⇒小林秀雄 (批評家) - Wikipedia 小林秀雄の真価はむしろ、ドストエフスキイ論から始まる。 これね⇒「 ドストエフスキイの生活: : 小林 秀雄」 これがどのくらいすごい問題を

    小林秀雄の読み方 - finalventの日記
  • 今日の大手紙社説 - finalventの日記

    原爆関係が多い。それはそうだろうと思うが、社説として特に新味のあるものでもない。 ⇒ジョー・オダネル(Joe O'Donnell)のこと: 極東ブログ ⇒空想過去小説「チーズとバギウム」: 極東ブログ

    今日の大手紙社説 - finalventの日記
    rsakamot
    rsakamot 2010/08/06
    原爆関係
  • 読んでもらうためにときたま気をつけること - finalventの日記

    読んでもらうために気をつけること - 北の大地から送る物欲日記を読んで。 いいことが書いてあるんだけど、見た瞬間に読み終わるブログがたまにあります。それは文章が短いブログ。 読もうと思ってリンク先に飛んだ瞬間に、改行ばかりで、しかも1ページ分だけ。見ただけでわかるようなエントリで読んだという満腹感に浸れる人ってどれくらいいるでしょうか。 短い文章がすべてダメだとは言いませんけど、読む人がもういらんこれ以上読めないというくらいお腹いっぱいですになるような配慮をしておくと、次回も読んでもらえる確率が上がります。飯屋のどんぶりご飯と同じです。お代わり自由です。 私がブログを書くときに気をつけているのは、 段落はポトフのお肉のようにきちんとブロックの形が見えるようにする。 段落が少なくなるようだったら、関連資料をたくさん引用する。 文章中で使う用語・表記はなるべくバラエティを富ませて、読者が微妙な

    読んでもらうためにときたま気をつけること - finalventの日記
  • 今日の1冊 「金閣寺」三島由紀夫 - finalventの日記

    木村政雄さんの私の1冊「金閣寺」三島由紀夫 | NHK 私の1冊 日の100冊 木村政雄については名前くらいしかしらない。 ⇒木村政雄 - Wikipedia 今回は、ようするに、100冊のうち1冊は三島を出さなくてならないだろうということで、どう直球的にクセ弾を出すかという揚げ句の出来だったのでないだろうか。辛うじて合格ラインというか、三島の問題を際どく逃げたという印象だった。 木村政雄が三島を読めているかについては言うに野暮に思えるし、実際語るところを聞けば、あの時代の、つまり団塊世代の述懐という以上はない。 三島由紀夫については、私はまだ大きな課題を果たしていない部分があるが、ざっくりいうと、昭和という時代の特殊な心の傷ではあってもそれほどたいした文学者ではないなと思うようになった。こういうと、変な弾が飛んでくるかもしれないが、文章がうまくない。一種の美文というか、表面的にはきれい