これまで GHC では、スタックトレースを取ることが有効なデバッグ方法ではなかった。 なぜなら遅延評価では、(再帰であってもなくても)末尾呼び出しは単なるジャンプになるから、スタックを使わないのである。スタックに戻る場所を積むのは、case と of の中で評価される式だけだ。(つまり、ここは正格に評価される。) この問題を解決するために GHC 7.4.2 から、わざわざスタックにログを残して、スタックトレースが取れるようになった。すなわち、最新の Haskell Platform をインストールしていれば、この機能を使えるということだ。 例として、以下のプログラムを考えよう。 module Main where main :: IO () main = print $ foo 3 + 1 foo :: Int -> Int foo x = x * 2 + bar x bar :: In
2012-08-21 John Wiegley さんの “Monads in Pictures” を翻訳しました。翻訳の公開は本人より許諾済みです。翻訳の間違い等があれば遠慮なくご指摘ください。 2012年8月20日 John Wiegley 著 2012年8月21日 e.e d3si9n 訳 これはモナドのチュートリアルではないし、ここには数学用語も出てこない。本稿は、既にモナドを一応使えるぐらいには習った人を対象とする。視覚化することで、何のために何をやっているかが明らかになるはずだ。 関数 モナドに対する直感を得る一つの方法として関数からモナドへの抽象化をたどるというものがある。関数が何をやっているのかを簡単な絵で表してみよう。Haskell の関数の呼び出しの構文を上に、同じ演算を視覚化したものを下に置いた: 関数はある値 a を投射 (map) して別の値 b を得る。中で何が起
作者ホームページサービス(hp.vector)は終了いたしました。 長らくのご利用、ありがとうございます。 ご不明な点があれば、お問い合わせページをご覧の上、お問い合わせください。 ※15秒後にトップページに戻ります。 (c) Vector HOLDINGS Inc.All Rights Reserved.
本格的にプログラミングを学び始めたのがC# with Visual Studioな私としては、充実した、とまではいかなくてもそれなりに動くIDEがないとシンドい。新しい言語を学ぶときは、まずIDE探しから始めるのだよ、はっはっは。と、全く自慢にならないゆとりっぷりを晒してしまうわけですが、事実辛いものは辛い。そしてHaskell。日本語による書籍も4冊出ていて、学習しやすくなったものの実行環境導入の敷居の高さは変わらず。GHCi(インタプリタ)でコマンド打ち込みながらやれって? いやいや、ムリムリ。 初心者にこそ強力なIDEが必要なのだよー、入力補完や背後でのコンパイルによるエラー報告、色分けにオートインデント、デバッガ。これらが素早いトライアンドエラーを可能にし、学習速度を高める。まずはメモ帳で十分、なんていうのは誤り。学習するなら最初からIDE。ということはneue cc - 最もタメ
Interpreters Good programmers decompose data from the interpreter that processes that data. Compilers exemplify this approach, where they will typically represent the source code as an abstract syntax tree, and then pass that tree to one of many possible interpreters. We benefit from decoupling the interpreter and the syntax tree, because then we can interpret the syntax tree in multiple ways. For
この記事の目的は、Applicative 信者による Applicative スタイルの布教です。 簡潔に結論を述べると、 foo = do a <- m1 b <- m2 return (f a b) のようなコードを書きたくなったら foo = f <$> m1 <*> m2 と書きましょうということ。 合い言葉は、「do と return をなくせ!」です。 FunctorとMonadの間 Functor を特殊化した型クラスがMonadで、Monadの方が強力です。なぜなら、メソッドが増えるからです。 Functorのメソッドはfmapです。fmapの別名を (<$>) といいます。(この記事では、(<$>) と liftM を同一視します。) そして、Monadのメソッドは、ご存知の通り (>>=) と return です。 FunctorとMonadの間にApplicative
Paul Hudak, Yale University John Peterson, Yale University Joseph Fasel, Los Alamos National Laboratory September 28, 1999 翻訳:山下 伸夫 <nobsun@sampou.org> これは、「やさしい Haskell 入門 (バージョン98)」のHTMLバージョンです。 目次要約 イントロダクション 値、型、その他の有用な概念 関数 case 式とパターン照合 型クラスとオーバローディング 再び、型について 入出力 標準の Haskell クラス モナド 数 モジュール 型付けの落し穴 配列 この先の学習 参考文献 目次 このHaskell Tutorialのマスター文書は、 haskell.orgにあります。このレポー トの訂正や変更はすべてそこに反映されるようになっ
2012年9月初頭、東京・某所で開催された「函数プログラミングの集い 2012」というイベントに参加した。 このイベント、文字通り、「Haskell」や「Scala」「OCaml」「F#」「Erlang」といった関数型プログラミング言語に関するイベントなのだが、その午前中の講演を聞いて、筆者は少々面食らった。 関数型プログラミング言語などの研究者である電気通信大学 准教授の中野圭介氏による講演だったのだが、同氏は講演が始まるや否や「これから『爆弾』を投下します」と前置きし、こう述べたのだ。 「『関数型言語』を使ってはいけない」と。 関数型プログラミングに関するイベントで、いきなり「使うな」という発言は、確かに衝撃的である。筆者だけかもしれないが、この発言の後、一瞬、会場が凍り付いたようにも見えた。一体、どういうことか。 実はこの発言、「使うな」という部分に重点があるのではなく、「関数型言語
Functional Reactive Programming (FRP) integrates time flow and compositional events into functional programming. This provides an elegant way to express computation in domains such as interactive animations, robotics, computer vision, user interfaces, and simulation. Introduction The original formulation of Functional Reactive Programming can be found in the ICFP 97 paper Functional Reactive Anima
あと、やはりネットワーク周りなどI/Oの多いプログラムの書きにくさが課題になっている印象。関数的なI/OはFRPで解決できそうな気がするんだけど調べてない。そろそろFRPをちゃんと理解したいなー。 Parsec 3活用事例: Keepalived構文チェッカ - maoeのブログ なんて書いてから早1ヶ月半、ようやくFRPが掴めてきたのでわかったことをまとめてみます。 Reactive programmingって何? FRPの前に、一般的にwikipedia:en:Reactive programmingと呼ばれるパラダイムについて触れておきます。reactive programmingとは疑似言語を使ってかなーり大雑把に説明すると、 var a = 1 var b = a + 1 a = 10 // aを書き換える print b // => 11print bの出力は2ではなく11です
私は Haskell の一番すごい所は型クラスだと思っているんですが、ここ数日それを言葉にしようとずっと悩んでいました。結局、もう一つの好きな言語なSmalltalk と比較して型クラスがどういう物か書いてみる事にしました。 型クラスという名前について Smalltalk に染まってしまった人にとって、「型クラス」というのは最悪なネーミングです。あまりにも Smalltalk のクラスと違いすぎるからです。機能的には traits や Java のインタフェースから継承を除いた物と思ったら良いです。また、「継承」や「インスタンス」など、Smalltalk と Haskell 両方で使われる言葉はことごとく別ものと思った方が良いです。 型クラスの位置づけ Smalltalk をはじめとするオブジェクト指向言語の機能をそのまま Haskell で実現しようとすると最初はすごく戸惑います。日本語
update: updated for Yesod 1.2 tl;dr: A simple Yesod tutorial. Yesod is a Haskell web framework. You shouldn’t need to know Haskell. Its efficiency (see Snap Benchmark & Warp Benchmark1). Haskell is an order of magnitude faster than interpreted languages like Ruby and Python2. Haskell is a high level language that makes it harder to shoot yourself in the foot than C, C++ or Java, for example. One o
Introduction About this tutorial So what's Haskell? What you need to dive in Starting Out Ready, set, go! Baby's first functions An intro to lists Texas ranges I'm a list comprehension Tuples Types and Typeclasses Believe the type Type variables Typeclasses 101 Syntax in Functions Pattern matching Guards, guards! Where!? Let it be Case expressions Recursion Hello recursion! Maximum awesome A few m
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