国の公的な儀式や宮中行事が行われる皇居・宮殿。 私たちが皇室関連ニュースでよく取材する現場ですが、テレビ画面に映し出されるのは、実はほんの一部。 「日本の顔」とも言えるこの建物の美しさを多くの人に知って欲しいと思い、宮内庁の許可を得て、最新の機材で計9日間じっくりと撮影しました。 招かれた賓客の目線で、宮殿を歩いてみましょう。 (社会部 橋本佳名美・映像センター 佐々倉大) この言葉は、国民に親しまれるものにすることを目指した宮殿造営のコンセプト。 大屋根と柱、はりで構成される日本古来の建築美を生かしたつくりになっています。 鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上2階地下1階。延べ面積は、2万4175平方メートルあります。 完成したのは、高度経済成長期の昭和43年。第二次世界大戦の空襲で焼失した前の宮殿に代わって建設されたため、当時は「新宮殿」と呼ばれました。
