ワインは好きだけれど、レストランでの作法がイマイチわからないという人は多い。ワインスクールのトップ講師である紫貴あきさんは「敷居が高いと思われがちなワインの世界ですが、ポイントさえ押さえればそれほど難しくありません」という――。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、紫貴あき『キャラクターでわかるワイン図鑑』(かんき出版)の一部を再編集したものです。 ■まずは“プロローグの一杯”を 重い扉、ゴージャスなシャンデリア、ふわふわの絨毯(じゅうたん)……。こんなレストランで席についたら、きっとすぐに「お飲みものは何になさいますか」とソムリエが聞いてくることでしょう。 ここで「食事も注文していないのに……」と思ってはいけません。まずは1杯、飲みながら食事を選ぶのが格式高いレストランの流れ。ほんの少しアルコールを入れれば、緊張もほぐれて和やかなムードになります。音楽の前奏、小説の前書きの役割にあたるお
