新型コロナウイルス対策によるロックダウン(都市封鎖)は、ひとことで言えば、経済の「ノックダウン」を招いた。 行き過ぎた対策は人の命まで奪うことに耐え切れず、世界は「ウィズコロナ」と称して「感染第2波」や「第3波」のリスクを承知のうえで、経済活動再開に踏み切った。 「わずかに戻しきれなかった相場」をどう読む? これを受けて株式市場は驚異の復元力を見せ、アメリカのナスダック総合指数は史上最高値を更新。日経平均株価もコロナショックの下落幅の「ほぼ全値」を戻した。ほぼと言うのは、前回の「日経平均が2万3386円まで上昇する3つの根拠」で解説したとおりだ。記事では、実質的コロナショックのスタート時に空けた窓の上限である2万3386円まで上昇する3つの根拠を示したのだが、厳密に言えば8日、9日、10日の高値を持ってしても、窓埋めには僅かに足りなかったからだ。 これによって今回の戻り相場はいったん終わっ
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