ワタシ(中村修治)が運営している会社は、有限会社ペーパーカンパニー。名前だけなら、社会を舐めていると言われても仕方ない。それでも、なんとかかんとか、この7月で30期目へと突入した。それは、値切られてタカられた30年間でもあった。ここらで、後進のために、言いにくい“お金にまつわること”を暴露しておく。 “出世払いで”などという輩の出世は、ない!! まぁ、ビックリするくらいに我々の業界は、お金にルーズである。いちばん大きな利益は、マス広告を動かした時の、一律の仲介マージン。それに、原価があるようでないような、「人件費」であるディレクション費や企画費や制作費を積算してクライアントからお金をちょーだいするのである。媒体料とその仲介料は、基本的には、一律である。プロジェクト予算が決定した時点で、ある程度の利益が試算できる。あとは、関わる人たちの人件費をいかに確保するかである。 なんやかんや言って企画