棚卸資産(たな卸資産)―会計処理―棚卸資産の評価―②棚卸資産の評価基準―低価法(低価主義)―方式―洗替法(洗替方式) 洗替法とは 洗替法の定義・意味など 洗替法(あらいがえほう)とは、決算整理において、期末商品の評価で低価法を適用する場合と貸倒引当金の設定を行う場合の会計処理の方法のひとつである。 棚卸資産の評価基準である低価法としての洗替法 低価法としての洗替法とは、商品の時価が原価(つまり、取得原価・帳簿価額)より低い場合には時価で商品を評価する(=低価法)が、この場合、前期の評価を戻し入れてあらためて評価をする方法をいう。 つまり、前期に時価が低いので時価で評価をし、その評価額を切り下げた場合であっても、今期の評価額を計算する際にはその分を全額戻し入れ、再度、実際の原価を基礎とする方式である。 貸倒引当金の設定方法としての洗替法 貸倒引当金の設定方法としての洗替法とは、前期の貸倒引当