日本デザインコミッティーでは、第681回デザインギャラリー1953企画展といたしまして、「森正洋・デザインのことば」を開催いたします。 森正洋氏は、セラミックデザイナーとして日本のデザインに大きな足跡を残しました。物事の本質を見極めるその眼力により、常にデザインの根源的な有り様を作品に反映し続けてきました。 逝去されてすでに6年あまりが経過していますが、森氏のデザインした名作"G型醤油差し"や"平飯茶碗"などさまざまな商品の人気はいまだ衰えるどころか、ますます評価が高まる一方です。 また、多くの人々にも影響を与え続けましたが、朴訥とした森氏の口から発せられるさまざま言葉は意味深長であり、作品同様、心に深く訴えるものがありましたが、本企画展では、この"森氏のことば"をテーマとした内容での展開を計画いたしました。森氏の語ることばから、デザインとは何か、デザインの本質はどこにあるのか、など考える