BPOサービスを提供しているイセトーが今年5月にランサムウェア攻撃を受けたが、その被害が国内の企業・官公庁に広がっている。同社に業務を委託するため提供していた個人情報が流出の危機にさらされているのだ。 イセトーは5月29日、5月26日に同社の複数のサーバとPCがランサムウェアの被害を受け、データが暗号化されていることを確認したと発表。その後、7月3日、攻撃者グループのリークサイトにおいて公開された情報が、同社のサーバから流出したものであること、流出した情報の中に取引先の顧客の個人情報が含まれていることを確認したが、ダウンロードファイルは消失しており、ダウンロードができない状態となっていることを確認したと発表した。 イセトーがランサムウェア攻撃を受けたことで、同社に業務を委託していた企業のデータも漏出の被害を受けた格好だ。中には、自社が委託していた業者がイセトーにさらに業務を下請けのイセトー