NTTドコモが経済産業省の「情報大航海プロジェクト」を通じて取り組んだ「マイ・ライフ・アシスト」は、「空気を読める携帯電話」というキャッチフレーズに基づいてスタートした。2008年のプロジェクト発足当時、「KY」(空気読めない)という言葉が流行していたこともあって、それなら逆に空気を読める携帯電話を作り、実生活(リアルライフ)を充実させようという発想だった。 マイ・ライフ・アシストの基本コンセプトは、検索サイトで入力したキーワードやアクセスしたページといったネット上での行動情報だけでなく、リアルな世界のいろいろな情報までいったん預って、それぞれをマッチングさせることである。 最近はガラパゴスという形容詞が付くことが多いが、日本の携帯電話は、極めて高機能化が進んでいる。あの小さなデバイスに、通話に使うスピーカーやマイク、カメラはもちろん、GPS(全地球測位システム)、非接触型ICチップ、加速
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