金融政策の議論になると、いつも「なんでお前はそんなに低金利が好きなのか」とか「世界に過剰流動性を供給しバブルを作った」とか日銀ファンの人達に言われてしまうのだけど、別に我々は低金利が好きなわけではない。それどころか、早くデフレを脱却して2〜3%ぐらいのインフレ率を実現し、5%の名目成長率とそれに見合った4〜5%ぐらいの金利になって欲しいと思っている。でもそのためには一旦金融緩和してインフレ率を上げて失業率を下げてやらなきゃいけない。逆に、低金利を実現したいならまず低インフレにするため、一旦金利を上げて失業を増やす必要がある。一見パラドックスのようだが、この感覚はFed Chairman Gameを何回かやってみるとよく理解できる。これはアメリカの連邦準備銀行の議長になったつもりで政策金利を決定し、アメリカ経済を低インフレと低失業に抑えて成長させるというゲーム。詳しくはbewaadさんのこの