一時期、中国で大量発生し、「なんじゃこりゃ?」と話題になっていた、あの、プルプルの寒天みたいな謎生物のことを覚えているかな? これは、オオマリコケムシと呼ばれる外肛動物で、池や沼などの淡水域に棲み、小さな個体が集まって、寒天質を分泌して巨大な群体を形成したものなんだ。 もともとは、北アメリカ東部原産の生物だったのだけど、日本では1972年に山梨県の河口湖で発見されて以来、どんどんとその生息域を拡大させ、現在では日本各地の湖沼で普通に見られるようになった。 そんなオオマリコケムシが、福島県で大量発生しているという。 Bryozoan Slime Blobs Menace Japan 最初はクラゲのニュースが入っているよ。 オオマリコケムシは17度から25度くらいの水温で増殖を始めるという。今年は、猛暑の為、オオマリコケムシにとってちょうどいい水温だった為、また、降水量が少なく、水が停滞し水質