前回はAWSクラウドに移行する前段階として、オンプレミス環境からAWSクラウドへのマイグレーションが意味するところ、IT担当者が心しておかなければならないポイントについて、責任共有モデルを中心に解説を行った。当たり前ではあるが、AWSクラウドでシステムを運用するということは、データセンターでラックを1本借りるのとはまったく意味が異なる。そこで今回は、ITインフラとしてのAWSクラウドは既存のデータセンターと何が異なるのか、特にクラウドに移行する上でもっとも注目されるセキュリティについて、両者における違いを掘り下げてみたい。 アセスメントは最新情報をベースに クラウドに限った話ではないが、ある程度の規模のシステム移行を検討する場合、事前のアセスメントは欠かせない作業である。そのクラウドサービスが安全かどうか、もし自社内に評価する基準をもたないのであれば、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構
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