東京電力福島第一原発にたまる処理水の海への放出が始まってから、24日で2か月です。 放出に反発する中国に続いて、ロシアも日本産の水産物の輸入を規制すると発表するなど、水産業への影響がさらに広がることが懸念されています。 東京電力は福島第一原発にたまる処理水について、大量の海水を加えるなどして基準を下回る濃度に薄めた上で、ことし8月から海に放出していて、24日で放出開始から2か月となります。 これに反発して中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止したことで、8月の中国向けの輸出額は前の年の同じ月を65%下回る36億円にとどまった上、今後、さらに落ち込む見通しです。 また、東京・豊洲市場では先月の冷凍ホタテの取引価格が前の年の同じ月より2割ほど安くなったほか、中国で人気のナマコをめぐっても青森県漁連が買い手の見通しが立たないとして今月の漁の全面自粛を決めています。 さらに今月16日にはロシアが