11月12日に放送されたNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』、第45回「魔王のいけにえ」。ここ最近物語にただよう不穏な空気から、視聴者が来るか来るかと期待をふくらませていた「信康事件」がついに勃発しました。 徳川家康が嫡男・信康を切腹させ、その母・築山殿を殺害した悲劇的事件。その前半戦を描く回となり、「神回!」「鬼脚本(褒めている)」とSNSがおおいに湧いています。 特に話題になったのが、徳川家康が溺愛する信康に死罪を言い渡した場面。主君のために命を投げ出さんとする忠臣たちの声に、一粒の涙をはらりと流す信康。父親を信じて部下を静かに、力強く諭す息子の姿に、動揺して瞳を揺らす家康。 家康を演じるベテラン・阿部サダヲとともに、24歳の若さながら圧巻の演技を見せた信康役の平埜生成(ひらの きなり)が、今注目を浴びています。 ◆舞台で鍛えられた俳優 平埜生成はアミューズの若手俳優が集まる劇団プレス