昨今、会社において「社風」という概念が重要視されるようになりました。これには理由があります。米ビジネスサイトGallupで、アメリカでは70%の人が離職するというデータが発表されました。これは、経済的にみれば、5千5百億ドルの損失にあたります。また一般的に、1つの会社での平均勤続年数はわずか4.4年というデータがあります。職場に長く貢献してもらうためには、社風が大事であると認識され始めたのです。 よい社風には幸福感を持って仕事に臨むことができるという共通点があります。 ある研究で、幸福感の強い人は、幸福感が弱い人より熱心に働き、高い生産性を持つことが示されています。また、英ウォーリック大学の研究で、幸福感により、生産性が12%もアップすることもわかりました。 実際、あるアメリカの企業が、社員を取り巻く環境を1%改善したことで、1店舗の運営費にあたる10万ドル分もの費用対効果を得たそうです。