タグ

ブックマーク / tmaita77.blogspot.com (3)

  • 首都圏の子育て人口の転入超過率地図

    政府は「地方創生」を掲げ,東京から地方への人口移動を促そうとしていますが,人の動きを知ることのできる公的な統計資料として,総務省の「住民基台帳人口移動報告」があります。1年間で人口がどれほど入ってきたか,どれほど出て行ったかが地域別に掲載されています。 http://www.stat.go.jp/data/idou/ 地域といっても都道府県単位だろうと思っていたのですが,最近の資料では,区市町村別のも出ているではありませんか。おまけに,5歳刻みの年齢層別の数値も出ています。これを使えば,子育て人口を引き寄せている地域はどこかを,県よりも下りた区市町村レベルで明らかにできます。 私は,首都圏(1都3県)の242区市町村について,25~34歳の転入超過率マップをつくってみました。2014年中の転入人口から転出人口を引いた値を,同年1月1日時点の人口で除した値です。この値がプラスであれば,「転

    首都圏の子育て人口の転入超過率地図
  • パソコンを持たない若者

    私は大学で調査統計の授業(3年生対象)を持っていますが,エクセルで簡単な棒グラフを作れない学生さんが結構いることに驚いています。 話を聞くと,「エクセルなんて,1年時のコンピュータ活用の授業以来,全然開いていない。きれいさっぱり忘れた」とのこと。それどころか,パソコンに触れることもあまりないのだそうです。じゃあ,彼らの生命線ともいえるネットはどうしているのかというと,言わずもがなスマホなどの小型機器です。仲間との通信,買い物,情報収集などはこれで十分。 私などはその逆で,ケータイもスマホも持ちませんが,卓上のパソコンは必需品です。ネットはスマホでもできますが,私は目が悪いので,小さい画面はきつい。それに生業であるデータ分析や原稿執筆は,パソコンでないとどうにもなりません。 私は,若者のデジタル事情について興味を持ち,データで実態を明らかにしてみました。国際比較によって,わが国の状況を相対化

    パソコンを持たない若者
  • 東京都内23区の学力の推計

    矢野和男氏の筆になる『データの見えざる手-ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則-』(草思社)というが話題になっています。アダム・スミスの「神の見えざる手」を模したグッド・ネーミングですね。 内容紹介の文章に,「人間の行動を支配する隠れた法則を方程式で表す」という一文があります。これは統計学の基テーゼであり,重回帰分析や数量化Ⅱ類なども,この考え方に依拠しています。 7月19日の記事では,所得,高学歴率,大学収容力という3要因から各県の大学進学率を推計する重回帰式をつくりましたが,今回は,子どもの学力についても同じことをしてみようと思います。タイトルにあるような,東京都内23区の学力の推計です。 東京都は毎年,独自の学力調査を実施しています。『児童・生徒の学力向上を図るための調査』です。私は都教委に情報公開申請をして,2013年度の都内市区別の結果を入手しました。地域分散の大

    東京都内23区の学力の推計
  • 1