裁判員制度2年 市民団体提言 5月21日 18時10分 裁判員制度は、21日で開始から2年になります。制度の課題について考えるシンポジウムが東京で開かれ、裁判の傍聴を続けている市民グループが守秘義務の範囲を緩和することなどを提言しました。 このシンポジウムは、裁判員裁判の傍聴を続けている市民グループ「裁判員ネット」が制度が始まって2年になるのに合わせて開きました。裁判員制度は、スタートから3年後に必要に応じて見直すと法律で規定されていて、市民グループは、裁判を傍聴したメンバーの報告や裁判員を務めた人との意見交換を踏まえ、制度の改善点をまとめた提言を発表しました。提言では、今の守秘義務は厳しすぎて経験を十分に話せず、心の負担につながっているとして、守秘義務の範囲を緩和するほか、裁判員の経験者同士が交流する機会を積極的に設けるべきだとしています。また、裁判員の候補者が希望すれば刑務所を見学する