Viscuitは、コンピュータの本質やプログラミングの楽しさを伝えたくて開発した ――まず始めに、プログラミング言語の「Viscuit」を開発された背景をお聞かせください。 原田 コンピュータが少しずつ一般家庭に普及し、教育現場にまで導入されるようになりましたが、2003年あたりでしょうか、気付いたら子どもに触らせてはいけない悪いモノになっていました。某掲示板で殺人予告があったりして、その影響もあったのだと思います。 でも、悪者扱いする大人が知っているのは、コンピュータではなく、上で動いているアプリです。悪いアプリと良いアプリの違いが分からない大人が、子どもにコンピュータを触らせるなと言うのはよろしくないと感じました。しかも、この風潮は未だ残ったままです。それを変えたいと思ったのが一つです。 青野 (コンピュータの本質が分からず、けしからんと言う大人は)コンピュータをあまり触ってこなかった