クチクラ形成に必要十分な制御遺伝子を発見 細胞の形づくりとクチクラ形成が連動して制御される仕組みを解明 植物性ワックスや植物表面の形状を改変した、病害、環境ストレスに強い作物や高い質感の花びらを持つ花きの開発に期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 鎌形 洋一】植物機能制御研究グループ 大島 良美 産総研特別研究員、光田 展隆 主任研究員らは、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構【理事長 堀江 武】(以下「農研機構」という)花き研究所【研究所長 村上 ゆり子】と共同で、植物の表面を覆うクチクラ形成の鍵となる制御遺伝子を発見した。 クチクラは植物の表面に光沢を与えている脂質ポリマーで、最表面に形成されて植物を、風雨、乾燥、紫外線、病原菌などの外部環境から守っている。今回、このクチクラ形成を促す働きをもつ遺伝