発表・掲載日:2021/01/21 任意の振動方向のマイクロ波をイメージングする技術を開発 -原子の磁性を利用して各偏波を高速・高解像度で可視化- ポイント 原子の二重共鳴を利用したマイクロ波イメージングでは初めて偏波を分離したイメージングが可能に 原子の磁性を精密制御することで、高速性・高解像度を兼ね備えた偏波の空間分布計測を実現 高周波回路やアンテナから放射される電磁波の分析など、幅広い産業分野での応用に期待 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】(以下「産総研」という)物理計測標準研究部門【研究部門長 島田 洋蔵】高周波標準研究グループ 木下 基 主任研究員は、原子の持つ微弱な磁性を利用することで、異なる偏波のマイクロ波をそれぞれ分離して可視化するマイクロ波偏波分離イメージング技術を開発した。 電磁波の振動方向を表す偏波は、信号の分離、干渉の抑制、探査や解析の多角