「機動戦士ガンダム」では、ニュータイプがサイコミュを使って、思念でファンネルを操作していた。頭の中で思い浮かべるだけで遠隔操作が可能になる。それは現在の科学技術の夢のひとつであり、今も頭の骨に機器を埋め込んで対象物を操作する研究などが進められている。 そしてこのたび、慶応義塾大学理工学部の牛場潤一講師が、着脱可能な装置を使用しての遠隔操作を実現したッ! 牛場講師はこの実験で、手足が不自由な男性に装置を使ってもらい「セカンドライフ」のアバターを操作することに成功したのである。 実験ではまず、装置を使用する前に、男性が脳内で手足を動かすイメージや、何もしていないときの脳波を測定。そのデータを元に「ブレーン・マシン・インターフェース」という技術で「前進」「右折」「左折」「停止」の4つの動作を、装置を使って可能にした。 また、慶應義塾大学セカンドライフキャンパス内に「ブレーン・マシン・インターフェ