著者:林 信行=ITジャーナリスト 2007年のケータイ端末は「iPhone」の話題で始まり,「Android」の話題で幕を閉じようとしている。米アップルがiPhoneを発表したのは2007年1月9日。その後,タッチパネル型の斬新なインタフェースを持つiPhoneは,新しいケータイとして話題をさらった(写真1)。その後,11月に米グーグルが公表した「Android」が,ケータイ業界の話題の中心となった(写真2)。 Androidは,グーグルが中心になって提唱しているオープンなケータイ規格のこと。企業連合「Open Handset Alliance」で仕様を規格化し,参加メンバーを含むさまざまなメーカーからAndroid対応ケータイが発売される予定だ。Open Handset Allianceには,台湾のHTC,韓国のLG電子,サムスン,米モトローラといった海外の主要ケータイ・メーカーのほか
1. はじめに 川辺川ダム問題に関する私の見解を申し述べます。 熊本県政は4月16日、夢に向かってスタートを切りました。「大きな可能性を爆発させ、『躍動し、飛躍する県』に変えていく、そして県民の幸福量の最大化を目指す」というのが蒲島県政の夢です。 そのために、どうしても解決しなければならないのが、川辺川ダム問題です。ただ、ダム問題の本質を理解することなく、拙速に結論を出すことは無責任であるとの思いから、選挙中、他の候補者の方々がダム建設反対を表明される中で、半年間の猶予をいただき、9月議会において、私の態度を表明することを県民の皆様にお約束いたしました。 私にとってこの数ヶ月間は、極めて貴重であったと同時に、苦悩に満ちた時間であったと、いま改めて思います。それは、この問題が、人命の危険や、自然・環境に対してどう向き合うのかという人間社会のあり方を問う、極めて今日的な問題であり、言い換えれば
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