SAPジャパンが、東京電力エナジーパートナーに電力小売自由化に対応した新営業料金システムとして導入したSAPの公益事業者向けソリューション「SAP for Utilities」がこのほど稼働開始した。 東京電力エナジーパートナーは、2016年4月からホールディングカンパニー制に移行した東京電力グループで小売電気事業を担当している。電力システム改革による電力小売全面自由化に向け、小売電気事業の基幹システムとなる営業料金システムとして2014年に同ソリューションを採用(関連記事)し、1年6カ月で導入を完了した。 このシステムの導入により、電力自由化後のさまざまな顧客のニーズに応じることを目指した迅速で柔軟な料金の設定、スマートメーターを活用した料金メニューおよび新サービスの提供などを実現する(関連記事)(図1)。 SAPは、世界最大級となる東京電力エナジーパートナーの営業料金システムの導入を最