2009年11月11日のブックマーク (7件)

  • 潜在成長率と景気対策の余地 - こら!たまには研究しろ!!

    予告では早速「インフレの作り方」に移る予定でしたが,その前にちょっと間奏曲を入れてみましょう*1. リフレ寄りの人,批判的な人双方に共通してみられる問題点があると思います.それが「潜在成長率の向上」と「安定化政策」をまるで対立するものかのように論じがちなところです.昨日のエントリでもお話ししたように,安定化政策の成功は政治的にも,データの面で見ても潜在成長率向上に資するのです.そして,安定的な成長を遂げる経済,均衡実質利子率がある程度高い経済では安定化政策も容易になるでしょう*2. 現在の日では労働力・資の遊休が発生しています.要はデフレギャップです.現在の日においてはこの「ギャップを埋める」だけでも経済状態の改善が可能なのです.つまりは今使われていない潜在力を発揮するだけでけっこう成長出来てしまうと言うわけ.潜在的な能力の向上も大切だけど,こういう実力を出し切っていない部分も活用し

    潜在成長率と景気対策の余地 - こら!たまには研究しろ!!
    saka-san
    saka-san 2009/11/11
    「潜在成長率の向上」と「安定化政策」をまるで対立するものかのように論じがちな人というと、どうしてもシュンペーターを引っ張り出す、供給面ばかりに目を向けているという印象。
  • 金融政策論争 - こら!たまには研究しろ!!

    ここ数日,ネットはもとより雑誌・新聞等でも金融政策についての関心が急激に高まっており,望ましい限りです.それにしても勝間和代氏の影響力の大きさにびっくり*1…….今回の勝間レクチャーはともすると専門家の中だけで議論されるにとどまりがちであった金融政策の話を多くの人に重要な課題として認識していただく大変大きな契機に,そしてもしかしたら歴史的な政策転換への出発点となるのではないかと思います. 一連の論争で現在の日の金融政策の問題点とその改革を巡る論争をはじめて知ったという人もいるでしょう.そして,その議論に大いに説得された人,疑問視する人様々だと思います.むろん飯田は, デフレが大きな問題であり,その脱却が必要である デフレからの脱出のためには金融政策方針の転換 2%程度の安定的なインフレを目指す政策を実施すべきである と考えております.これらをネット上の呼び名にしたがってリフレ論と呼びまし

    金融政策論争 - こら!たまには研究しろ!!
    saka-san
    saka-san 2009/11/11
    デフレへの対応は経済政策(成長政策・安定化政策・再分配政策)のうち安定化に貢献するが、成長政策・再配分政策にも関連する。経済全体についての安定化政策と、産業に対する競争政策が経済成長を促進する。
  • 「日本人は匿名志向・外国では実名志向」を疑う - akoblog@はてな

    今回のシンポジウムでもっとも大きな収穫は、これだと思う。 ランチ中に米国ミシガンから来た研究者と話していた。ブログやYahoo!掲示板政治論議が活発に行われているというが、そのほとんどはpseudonym(筆名)とのこと。実名で書くのかと思った、と言ったら「そんなはずはないでしょう」と笑われた。ファーストネームだけを記載している場合、それが実名かどうかも判別できないし、混在して使われているようだ。ただし、LinkedInのようなビジネスネットワーキングは実名だとのこと。 私の発表の後に話しかけてくれたドイツ人の学生さん曰く、「Facebookで実名を使う、というのはあり得なくなっています」とのこと。特に就職活動を控えた学生達は、web上に実名でいろいろなことを書いておくと、就職面接でプリントアウトした束を目にすることになるのが怖い、と言う。そのため、彼らが取っている方法は 「ファースト

    「日本人は匿名志向・外国では実名志向」を疑う - akoblog@はてな
    saka-san
    saka-san 2009/11/11
    ファーストネームだけを記載している場合、それが実名かどうかも判別できないし、混在して使われている。ただし、ビジネスネットワーキングは実名。「ファーストネームは実名、ラストネーム(姓)は偽名」パターンも
  • グローバル化が貧困問題の原因だとすれば、グローバル化を阻止すべきでは?: 大竹文雄のブログ

    これも中学生から受けた質問です。私の回答はつぎのとおり。 グローバル化が、格差を拡大する原因であることは確かだと思います。しかし、グローバル化による貿易によって日人全体は豊かになっているのも事実です。 中国から衣料品が輸入されるようになるまでは、衣料品の値段はとても高かったですし、品の値段も高かったです。牛肉が外国から輸入されるようになるまでは、牛肉の値段はとても高かったのです。どの国も貿易をしなくなったら、日も自動車や電機製品を輸出できません。貿易によってそれぞれの国が自分の一番得意なものに集中することができるので、なんでも自分の国で作っていた時よりも豊かになれるのです。 貿易によって、確かに、日の中で以前よりも貧しくなる人が出てくるかもしれません。その結果、自国内の格差が拡大するかもしれませんが、豊かな人から貧しい人に所得を移転すれば、貿易をしなかったときよりも日人は全員豊か

    グローバル化が貧困問題の原因だとすれば、グローバル化を阻止すべきでは?: 大竹文雄のブログ
    saka-san
    saka-san 2009/11/11
    貿易によって、日本人全体は豊かになるが以前よりも貧しくなる人が出てくるかもしれないというこの話、クルーグマンの「良い経済学 悪い経済学」にもあった。
  • どうして日本の貧困率は高いのですか?: 大竹文雄のブログ

    先日、中学生に経済の話をしました。その中で、日の相対的貧困率が高いという話をしたところ、授業の後「どうして日貧困率が高いのか?」という質問を多くの生徒から受けました。 そこで、彼らに回答してみました。 日で高いのは、相対的貧困率です。相対的貧困率は、所得の順位が50%の人の所得の半分以下の人の人数比です。日では、比較的低位から中位の人の所得が高いので、50%目の人の所得(中位所得と呼びます)は、高めに出ます。 極端なケースを考えてみましょう。世帯人員は全員一人だとします。A国では、下から5%の人の所得がゼロ、5%から55%までの人の所得が100万円、55%から100%までの所得が1000万円だったとします。このとき、中位所得は100万円ですから貧困率は所得50万円以下の人の割合なので、A国の相対的貧困率は、5%になります。 B国では、下から5%の人の所得はゼロ、5%から20%の人

    どうして日本の貧困率は高いのですか?: 大竹文雄のブログ
    saka-san
    saka-san 2009/11/11
    貧困率について。「相対的」な数値であること、参照する統計によって結果が異なってくることに注意。不況、技術革新、グロ−バル化、高齢化で貧困率は上昇。
  • 「複雑な問題」というのは、単に整理されていない問題だから ~続・池田信夫論 - やまもといちろうBLOG(ブログ)

    置き忘れ議論のひとつに、池田信夫氏の提唱した「複雑な問題に簡単な答はない」という比喩がある。池田信夫氏の賢さと、それに基づいたある種の欺瞞はここに凝縮されていると思う。 複雑な問題に簡単な答はない* http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51308005.html 複雑な問題に簡単な答えはない http://progre2033.blog27.fc2.com/blog-entry-628.html 「デフレ対策」論争についての雑感 http://eurofunda.dtiblog.com/blog-entry-754.html 反デフレ政策FAQ中のFAQ http://www31.atwiki.jp/anti_deflation/ 池田のブーのブログ http://ameblo.jp/ikedagagabaka/ ■[economics]金融政策

    「複雑な問題」というのは、単に整理されていない問題だから ~続・池田信夫論 - やまもといちろうBLOG(ブログ)
    saka-san
    saka-san 2009/11/11
    「複雑系」が流行ったときに、複雑なものは複雑なまま扱わなければいけないみたいな話もあったが、ここに書いてあるように「複雑な問題のように見えるが、個別政策の問題点の集積に過ぎない」ことが普通なんだろう。
  • 「経済巨編 死闘!! 地底人対最底人!」w - Baatarismの溜息通信

    カエルの面に小便という言葉があるが、あらゆる経済学者から小便や大便をかけられても、同じようなバラマキ政策を主張するリチャード・クー氏の脳は、両生類以下なのだろうか。しかし朝日新聞(23日4面)によると、彼が「麻生太郎氏の経済政策の理論的支柱」だというから驚いた。クー氏は、日の90年代を「失われた10年」ではなく、バラマキ政策の成功した「輝ける10年」としてこう評価するのだ: お金を使うのが大好きな自民党が与党だったおかげで、お金を使った結果、財政赤字に陥ったが、もし国が借金してでもお金を使わずにいたら日のGDPは今よりはるかに低く、失業者は何倍も多くなった。 この論理は、いしいひさいちの「地底人と最底人」という漫画に似ている。地底にはあほな地底人が住んでいるが、その下にはさらにあほな最底人が住んでいるのだ。クー氏が言っているのは、「わしは博打で100兆円負けたあほな地底人やけど、もっと

    「経済巨編 死闘!! 地底人対最底人!」w - Baatarismの溜息通信
    saka-san
    saka-san 2009/11/11
    1990年代以降の失業率(自然失業率仮説)と円の対ドル・対ユーロレート(マンデル・フレミング理論)を検証