2024.5.24 雷害による被害の形態 落雷による被害は、直撃雷による火災、爆発、破壊、熱傷、機器の焼損や機能損傷、停電などの被害と電気系統に発生する雷サージによる電源障害、電気電子機器の損傷、ノイズによる機能障害などに大別されます。 直撃雷による被害 直撃雷は雷雲の状態や大気中の電荷の状態により放電経路が形成され、落雷が発生する地点は地表の状態や雷を誘引する物体などの条件で決まります。事業所などにおける直撃雷による具体的な被害例を以下に列挙します。 放電電流に起因する出火、破壊 衝撃波や電磁力による機械的破壊 電気工作物の絶縁破壊 送配電系統の瞬時停電や電圧降下によるシステムダウン 可燃性ガスや液体への引火 電源障害・機能障害 人体の傷害 雷サージによる被害 雷雲の電荷(負電荷)によって、地表の物体あるいは電線路に静電気的に反対の電荷(正電荷)が誘起(静電誘導)されている状態で地表の物