OT(Operational Technology)は産業機器を制御・監視するための技術であり、社会インフラの根幹を成す中核技術である。製造を担うOTがサイバー攻撃を受ければ、事業そのものが止まるリスクがある。製造業がGDP(国内総生産)の約2割を占める日本において、OTのセキュリティー対策は特に重要だ。 そこで経済産業省は、OTのセキュリティー対策全般を解説する「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン Appendix【工場セキュリティの重要性と始め方】」(以下、Appendix)を策定。2025年4月11日に同省のWebサイトで公開した。
