新しめの言語では例外を投げることを推奨しない言語が出てきているように思えるが、そうした言語が例外をどう考え、例外の代わりにどのようなアプローチを奨励しているかを調べてみた。 本稿での「例外」とは、Javaのthrow構文のようにスコープを脱出してcatchされるまでエスカレートされる「投げる例外」のことを指し、エラーを表現したオブジェクト(エラーオブジェクト)については「例外オブジェクト」と呼び区別するものとする。(この2つを同一に扱うと、例外を使わないということは、エラーオブジェクトは使わないの?という話になるため) Go言語 - 例外はコードを複雑にする Go言語では、通常、エラーは戻り値として扱われる。(本当の本当に例外的なエラーのためにpanic, recoverがあるが、ほとんど使われることがないように見受けられる。) 例外がないGoでは、どう呼び出し元にエラーを伝えているかとい