みなさま、お疲れ様です。 LTspiceでsimulinkのような制御設計が出来る”contraille”ライブラリをご存知でしょうか。以下が作者様の方のページです。
みなさんこんにちは。電源課の真野です。 以前に掲載した「回路シミュレーションで手っ取り早く傾向をつかみたいときは、ビヘイビアモデルを使ってみては?」という話の続きをしたいと思います。 前回は元となるPWM信号まで作りましたので、今回は実際の動作に必要なデッドタイムの追加と、作成した信号でインバータ回路をドライブしてみたいと思います。 【関連リンク】 カスタム電源設計サービス紹介ページ 電源(パワエレ)・ワイヤレス給電(WPT)紹介ページ EOL対応(生産中止・ディスコン) (2)デッドタイムの付加 ハイサイドとローサイドのFETをドライブする信号について、ハイサイド側は先に作成したPWM信号をそのまま使い、ローサイド側はその信号を単純に反転させて作っても良いように思いますが、実際のデバイスではハイサイドとローサイドのFETが同時にONしないように、デッドタイムという両方のFETがOFFにな
LTspiceの標準コンポーネントに含まれない部品はネット等にある外部SPICEモデルが利用出来る。LTSpiceのライブラリには大きく分けてコンポーネント定義のディレクティブが.modelの物と.subcktの物の2種類がある。.modelはディスクリート部品の定義に使われ、それ以外の物はSPICE等価回路で.subckt(=サブサーキット)により定義される。 以下、.subcktのライブラリにシンボルを関連付けてLTspiceに取り込む方法をまとめる。 ライブラリの所在 そこそこメジャーな部品であれば、LT Wikiサイトのディレクトリhttp://ltwiki.org/files/LTspiceIV/lib/sub/を探すとライブラリが見つかる場合も多い。ライブラリそのものはテキストファイルで、ファイル拡張子は.libだったり.subだったりまちまちだが、中身に.subcktの記述が
はじめに 随分と間が開いてしまいましたが,如何お過ごしでしょうか? さて,今年(2021年)の元日,ぱわみ社さんより「パワーエレクトロニクス」第2号が発行されましたが,大変光栄なことに,本ブログの内容を基にして私もそこに寄稿させて頂きました。まさか自分がいわゆる〝同人誌〟に参加するなどとは思っていませんでしたが,Twitterでのご縁からこのような機会を頂戴することとなった次第です。 booth.pm rr-inyo.booth.pm 私の記事「LTspiceで三相PWM整流器を作る」の中で,掲題の自作制御ライブラリContrailleを紹介しておりますが,この度,Contrailleを下記に置きましたので,拙い完成度ではありますが,ご興味のある方は試してみて下さると幸いです。 github.com 本記事ではContrailleの概要について,ごく簡単にご説明しようと存じます。 各々のブ
はじめに 前記事から間が開いてしまいました。もう秋に入りつつありますが,まだまだ暑い日が続いていますね。 本記事では,LTspiceで三相PWM整流器(回生もできるので,一般の三相系統連系変換器*1として考えてください)を作った過程を書いてみました。 自作制御ライブラリの活用例として さて,前記事を書き終えた後,LTspice向けに開発中の自作制御ライブラリContrailleの活用例の1つとして,三相PWM整流器を作ることにしました。 LTspiceというと,「オペアンプ等のアナログ回路やスイッチング電源のシミュレーションに使うもの」というイメージがありますが,系統連系変換器のシミュレーションにも使えるのではないか,ひいては小規模であれば,電力系統解析にも応用できるのでは…? そのような思いから,(不十分とは思いますが)デモンストレーションとして,解析モデルを作ってみることにしました。
メーカのサイトなどでダウンロードしたSPICEモデルをどのようにLTspiceで使用するかを今回は説明します。 LTspiceにSPICEモデルを追加する方法は1つではありません。様々な方法があります。 今回はそれらの方法を詳しく説明します。 方法1:『.libコマンド』か『.includeコマンド』でSPICEモデルを読み込む方法この方法はLTspiceだけでなく、他のSpiceシミュレータでも行われている方法です。手間はかかりますが、他の設計者とデータのやり取りがしやすいため、この方法が一番オススメです。これからこの方法を説明します。 1.libファイルかsubファイルを用意する メーカーなどで公開されているlibファイルをダウンロードするか、メモ帳などのテキストエディタでlibファイル(subファイルでも可能)を作成します。メモ帳でファイルを作成すると拡張子が.txtとなりますが、そ
トランジスタ トランジスタの定義はcmp配下に置かれている。 ここでは、最も有名なトランジスタ NPN型「2SC1815」、PNP型「2SA1015」 を追加する。 追加手順 cmp/standard.bjt に以下を追記する。(参考文献:1) 【注意】 2SC1815/2SA1015系 の Spice データについて (2016/04/16) Vaf(アーリー電圧) が 6 となっているものが多数見受けられます。これは明らかに値がおかしい。 6 から 100 に値を変更します。(Github 修正済み) 【注意】 2SC1815/2SA1015系 の Spice データについて (2016/04/16) Ikf(順方向高電流域ロールオフ・ポイント)についても、値がおかしいです。2SC1815 では 20mA になっています。これでは値が小さすぎます。 hfeが半分(50%)に低下するコレ
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