コネクタは1mmピッチの小さなピンヘッダが使われ、ピン配置は図1のようになっています。 図1 SWDのピン配置 SWDでは、TMSとTDIとTDOを時分割多重化してSWDIOという信号にして送ります。クロック信号はSWCLKと呼ぶようになります。 JTAGからSWDへの切り替え SWD/JTAG兼用のポートは電源投入直後はJTAGモードになっていて、SWDIOはTMSとして使われます。ここで、SWDIO(TMS)に特別なシーケンスを与えて、JTAGのTAPステートマシンを「ふつうはありえないような無意味な動かし方」をさせることで、SWDからJTAGに切り替えたり、逆にJTAGからSWDに切り替えたりするコマンド代わりに使っています。 具体的に言うと、 ① SWDIO(TMS)をHに保ったまま、50回以上のTCKパルスを与える ② SWDIO(TMS)に、0 1 1 1 1 0 0 1 1