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2008年2月7日のブックマーク (12件)

  • 音楽の哲学The Philosophy of Music(前半)@Stanford Encyclopedia of Philosophy - 死に舞

    タスクと課された授業での発表などが一段落ついたので、おなじみのスタンフォード哲学百科事典http://plato.stanford.edu/の音楽の哲学The Philosophy of Musicの項目の前半を今回まとめておく。音楽の哲学という言葉はまだ日において一般的ではないが、近年の英米系哲学、美学では盛んになっているジャンルである。私自身も何の研究をしているかときかれれば「音楽の哲学です」と答えるようにしていこうと思っている。だから当然、このスタンフォード哲学百科事典の項目に目を通しておくべきであろう。 さてこの「音楽の哲学」http://plato.stanford.edu/entries/music/はトリニティ大学のAndrew Kania(アンドリュー・カニア?)という研究者によって書かれている。私は研究室のコロキウムで彼のロック・ミュージックの存在論‘Making Tr

    音楽の哲学The Philosophy of Music(前半)@Stanford Encyclopedia of Philosophy - 死に舞
    sakstyle
    sakstyle 2008/02/07
    音楽の定義(「4分33秒」は音楽か)/音楽の存在論1(作品の存在論的身分)/音楽の存在論2(作品と演奏・パフォーマンスの関係)
  • science pot

    中学生におすすめ 科学の映画 ■種子たちの知恵(多田多恵子/著、NHK出版)  8/15UP! ■いのち愛づる姫(中村桂子・山崎陽子/著、藤原書店) 8/15UP! ■骨から見る生物の進化(ジャン=バティスト・ド・パナフィユー、河出書房新社) ■アゲハ蝶の白地図(五十嵐邁/著、世界文化社) ■ゾウの時間 ネズミの時間(川達雄/著、中公新書) ■細胞紳士録(藤田恒夫・牛木辰男/著、岩波新書) ■迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか(シャロン・モアレム、ジョナサン・プリンス/著、NHK出版) ■またまたへんないきもの(早川いくを/著、バジリコ) ■植物のこころ(塚谷裕一、岩波新書) ■ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ(佐藤克文/著、光文社新書) ■オルカ(水口博也/著、ハヤカワ文庫) ■もやしもん(石川雅之/著、講談

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    sakstyle 2008/02/07
    中学生におすすめ 科学の本、映画/東大院生と瀬名秀明による
  • 中世スコラ哲学にちょっと入門 - 死に舞

    とはいっても趣味で読むレベル。たまたま生協でぶらついて見つけたこのを読了。 普遍論争 近代の源流としての 山内 志朗 哲学書房から出されたの平凡社ライブラリーへの収録。加筆があり、さらに付録として中世哲学人名辞典というのがついていてコレがかなり良い。すごく便利。 内容はというと、「普遍論争」ってのは世界史レベルで習うのだけど、そのような単純な図式が中世スコラ哲学の面白さを損なっており、中世において質的な問題は「代表」に関する理論であったというお話を、歴史実証的、哲学的に初心者にもやさしく書いてある良書。 一般的な理解として「普遍論争」とは、個物をまとめあげるものとして「普遍」が存在するか否かというお話でありまして、これまた形而上学にちょっと足を踏み入れなければこのレベルを理解するのが難しい。まあ世界氏レベルだと、この話はいかに中世哲学が非常にトリビアルかつ権威的であったかの例に出され

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    sakstyle 2008/02/07
    普遍論争とは、神学上の問題ではなくむしろアリストテレスを巡る論理学と形而上学の対立/「普遍」の存在はどの立場も認めており、どのようなものであるかがポイント/特に記号の「代表作用」について/タルスキやギーチ
  • 意外と知られていないこと‐しったかぶれる法学用語解説(1) - 半可思惟

    【法域】 世界には多数の法体系(法秩序)が存在します。 各国は、ひとつの法体系の下で、ある法域を形成するのが通例です。いろいろな法が混在していると混乱してしまいますし、同じ国の中なら慣習なども同じだと考えられるからです。ただしアメリカ合衆国のように、一国内に複数の法域が形成される場合もありますので要注意。 【法系】 多数の法体系には一定の共通した要素があります。これをまとめて種類別にしたものが法系です。 大陸法系と英米法系という言葉を聞いたことがあるかもしれません。この2つは世界の二大法系と呼ばれ、大陸法系はイギリスから見たヨーロッパ大陸を意味していて、civil lawと呼ばれることも多いです。それに対して英米法系は、ゲルマン法に由来するイギリス法が、当時イングランドを通じて単一だったことからcommon lawと呼ばれています。*1 【大陸法と英米法】 大陸法は、ローマ法の影響を受け、

    意外と知られていないこと‐しったかぶれる法学用語解説(1) - 半可思惟
    sakstyle
    sakstyle 2008/02/07
    大陸法、ローマ法の影響、制定法(statute)を第一次的法源。英米法、ゲルマン法の影響、判例法(common law)を第一次的法源。日本は大陸法系。/英米法、common lawとequityの並立
  • 意外と知られていないこと‐しったかぶれる法学用語解説(3) - 半可思惟

    【自然法と実定法】 普通、「法」と言う場合は実定法*1を念頭においています。 実定法とは制度、慣習、判決など人為により生成される法のことです。少し難しい言い方をすると、実証的に経験的に把握される形で存在し、現実の効力を有するものということです。 ところが西洋の法思想では、普通に考えた場合の「法」よりも抽象的でイデアみたいなものがある、と考えてきました*2。19世紀はじめまで実定法の上位に自然法(natural law)が存在していて、人間の社会生活は実定法の規律より上の自然法の規律に従っていると考えられていたのです。 今から考えるとちょっと不思議な感覚ですが、自然法は人為から独立した、人為の作為によって動かされない何らかの事態・秩序のこと、または先験的すなわちア・プリオリな倫理的法則価値によって必然的に存在するものとされていました。正しい人間生活のための規範のことで、どちらかというと人類共

    意外と知られていないこと‐しったかぶれる法学用語解説(3) - 半可思惟
    sakstyle
    sakstyle 2008/02/07
    自然法と実定法/ストア派、中世キリスト教・世俗権力への従属と批判、グロティウス、ホッブズ、ロック、歴史法学、法実証主義、ナチス
  • 意外と知られていないこと‐しったかぶれる法学用語解説(2) - 半可思惟

    【公法と私法】 公法とは、法の指導原理で、国家と地方自治体の関係と国家公共団体(国家+地方自治体)と国民との関係を対象とする法です。具体的には、憲法や行政法、警報、訴訟法があげられます。 対して私法は、個人同士や私企業(個人も私企業も私人と言います)の生活関係を規律し、自由・平等を指導原理としています。具体的には民法や商法、その他の個別法があげられます。*1 以上を主体説といい、一般的な見解となっています。*2 それでは公法と私法の成立過程を見ていきましょう。 封建社会では、個人的生活関係は封建的身分制のなかに組み込まれていて、私法と公法は未分化のままでした。 そして市民革命において、人間の自由と平等を宣言し自由な所有権を認めるとともに、国家権力の行使を市民社会の保護に限定したとき、はじめて私法と公法が分化しました。なぜなら市民革命の原理のもとでは、個人としての生活関係は、個人が平等の立場

    意外と知られていないこと‐しったかぶれる法学用語解説(2) - 半可思惟
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    sakstyle 2008/02/07
    公法と私法/実体法と手続法
  • 判例・引用・tumblr - 半可思惟

    http://inf.tumblr.com/post/23661241 http://inf.tumblr.com/post/23705864 http://inf.tumblr.com/post/24299995 で以前書いたことを若干追記しつつ、repostしてみる。 tumblr.の過去の投稿に遡って、いわゆる「引用」の条件を満たすように修正しようとしているんだけど、地道な作業で死にたくなってきた。 neodenjin たぶんそれは「いわゆる「引用」の条件を満たす」という用語の使い方が間違っている。正確には「おれにとって悪質ではないように修正する」ぐらいの表現では?(neodenjin tumblrの過去ログが当に「いわゆる「引用」の条件を満たす」ように、主従関係やその画像等を引用する必然性などを満たすようにしている。というのなら、このオレの指摘は的外れです。ごめんなさい。でもそれ

    判例・引用・tumblr - 半可思惟
    sakstyle
    sakstyle 2008/02/07
    勉強になった。法と判例と慣習の関係。大陸法(的思考)は定義を、英米法(的思考)は実践を重視する。/理論と実践が切り結ぶところに司法のアクチュアリティがあるのだろう、とそれっぽい感想を言ってみる
  • 「ラカンはこう読め!」/スラヴォイ・ジジェク - 空中キャンプ

    スラヴォイ・ジジェク新刊。ついに、ジジェクが語る "How to read Lacan" である。結婚式には白のスーツでキメる男、ジジェク。あのスロヴェニアのおっさんが、ラカンを直接的に解説してくれるのだと期待が高まった。ラカンはきわめて難解だといわれている。巻末には、ジジェク人による読書リストがついているが、ラカンの主著「エクリ」について、「いきなりエクリを読みはじめても、何ひとつ理解できないだろうから」とはっきり書いている。何ひとつって、ねえ。なかなか踏み出しにくいラカン思想の第一歩をどうにか、という気持ちで、このを手に取りました。 とはいえこのは、「象徴界ってこういう意味ですよ」「対象aとはこれを指します」といったたぐいの解説ではまったくない*1。むしろ、ラカンを使えばどのように現実を解釈できるのか、ラカンを通じて見る世界はどのようなものなのか、ラカン思想の具体的な使用法とで

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    sakstyle 2008/02/07
    なにか例え話をしようとすると、だいたい下ネタになっている。あはは。/某男性キャスターのカツラをみんな知っているし、そのことをみんな知っている、だが、大文字の他者だけが知らない
  • 森達也「死刑」・その2 - 本と奇妙な煙

    現場職員の見方や傷付き方 教誨師 1971年の処刑 廃止派から存置派へ 光市事件遺族からの手紙 前日のつづき。 死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う 作者: 森達也 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2008/01/10 メディア: 単行 購入: 12人 クリック: 399回 この商品を含むブログ (186件) を見る 現場職員の見方や傷付き方 死刑執行が評価ポンイトとなる所長等幹部と現場職員では見方や傷付き方がちがう 「刑務官に課せられる仕事は、いつ執行命令が来ても執行できるようにしておくことです。要するに自殺させないこと、病気にさせないこと、狂わせないこと。だから毎日死刑囚たちと顔を突き合わせて、……寝顔だって見ますから。当たり前だけど、執行の指令をする幹部たちとは意識が違います。ほとんどの死刑囚は最初は気持ちが荒んでいますから、時には慰めたり、叱りもするし、

    森達也「死刑」・その2 - 本と奇妙な煙
  • ページからページへ:橋元淳一郎『時間はどこで生まれるのか』(集英社新書)を読む - livedoor Blog(ブログ)

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    sakstyle 2008/02/07
    マクダガートの時間論と物理学の時間と日常的に観ずる時間/時間の存在論は、やはり認識論、あるいは言語哲学と結びつく事なしには十全に問うことができないのかもしれない。
  • Tim Crane講演 - Perduranceな日々

    今週の講演はTim Crane。つまり、二週連続でイギリス英語。タイトルは「Aboutness and Non-existence」。なんとも内容がしのばれるタイトルだが、10分ほど遅れて会場に着いたんだけれど、ちょうどそのときMeinongのsubsistとexistの区別の話をしてた。分かりやすい。 この講演は、ぜんぜん期待してなかったんだけれど、予想外に興味深かった(ただし、いろんな意味で)。まず、Tim Craneについては、翻訳も出てる結構有名なイギリスの心の哲学の人、ぐらいの印象しかなかったんだが、立場も話もはっきりしてて分かりやすい。要は、Meinongみたいなのじゃないオーソドックスな存在論を守ろうとすると、non-existentが問題になる。中でも特に問題なのが、志向的対象。だからどうするかというと、志向的対象についての単称文は、指示対象とは独立に真偽が決まるとすればい

    Tim Crane講演 - Perduranceな日々
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    sakstyle 2008/02/07
    ティム・クレインvsジェリー・フォーダー/アメリカに留学するとこういう光景が見られるのか
  • テセウスの船 - Wikipedia

    この項目では、パラドックスの「テセウスの船」について説明しています。東元俊哉の漫画およびそれを原作としたテレビドラマについては「テセウスの船 (漫画)」をご覧ください。 テセウスの船(テセウスのふね)はパラドックスの一つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたとき、過去のそれと現在のそれは「同じそれ」だと言えるのか否か、という問題(同一性の問題)をさす。 パラドックスのバリエーション[編集] ギリシャ神話[編集] プルタルコスは以下のようなギリシャの伝説を挙げている。 テセウスがアテネの若者と共に(クレタ島から)帰還した船には30の櫂があり、アテネの人々はこれをファレロンのデメトリウス(英語版)[注釈 1] の時代にも保存していた。このため、朽ちた木材は徐々に新たな木材に置き換えられていき、論理的な問題から哲学者らにとって恰好

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    sakstyle 2008/02/07
    同一性に関するパラドックス。それの解決法の一つが四次元主義らしい。