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2022年5月26日のブックマーク (8件)

  • LIDARが探り当てた「ミッシングリング」─現代の考古学を支える光学技術

    ◆青山 和夫 (アオヤマ カズオ) 茨城大学 人文社会科学部 人間文化学科 教授 1962年京都市生まれ。 東北大学文学部史学科考古学専攻卒業。 ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了,Ph. D.(人類学)。 茨城大学人文社会科学部教授(マヤ文明学)。 1986年からホンジュラス,グアテマラとメキシコでマヤ文明を調査。 「古典期マヤ人の日常生活と政治経済組織の研究」で日学術振興会賞,日学士院学術奨励賞受賞。 著書に『マヤ文明』(岩波新書),『古代マヤ 石器の都市文明 増補版』(京都大学学術出版会), 『マヤ文明を知る事典』(東京堂出版)など。 昨年6月,メキシコ・タバスコ州のアグアダ・フェニックス遺跡において,マヤ文明最古かつ最大の公共建築を発見したという論文がNatureに掲載された。その大きさは実に南北1413m,東西399m,高さ15mにおよび,周辺には最長6.3kmになる

    LIDARが探り当てた「ミッシングリング」─現代の考古学を支える光学技術
    sakstyle
    sakstyle 2022/05/26
    アグアダ・フェニックス遺跡調査に参加した茨城大・青山和夫インタビュー。LIDAR担当はヒューストン大。セスナ機で「地上でやったら数十年はかかるような計測が4,5日で」画期的だが地上調査も必要。画像加工プロセス
  • マヤ史上最大の遺跡を発見、浮かび上がる謎

    アグアダ・フェニックスの巨大基壇(暗褐色)の3D画像。この構造は、3000年ほど前に作られたもので、航空機からLiDARと呼ばれるレーザー技術で検出した。(PHOTOGRAPH BY TAKESHI INOMATA) 中米メキシコで、マヤ文明が栄えた地域としては最古かつ最大の構造物が発見された。南北1400メートル、東西400メートルにわたって広がる土の基壇(上に建物を建てるための基礎部分)で、今から3000年前に造られたものという。6月3日付の学術誌「Nature」に論文が発表された。 マヤ文明の最盛期は「古典期(西暦250年〜900年)」とされるが、近年の研究では、その1000年以上前により大きな構造物が造られていたとする見方が広がりつつある。今回の発見は、この考えを支持するものだ。 発見場所は、メキシコの首都メキシコシティーから東に約850キロ、タバスコ州にあるアグアダ・フェニックス

    マヤ史上最大の遺跡を発見、浮かび上がる謎
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    sakstyle 2022/05/26
    LIDAR考古学でググったら見つけた2020年の記事。メキシコ・アグアダ・フェニックス遺跡。筆頭著者はアリゾナ大学・猪俣健
  • アマゾン奥地でこれまで知られていなかった「古代都市」の遺跡を上空からのLIDAR調査で発見

    アメリカ・ボリビアの熱帯雨林に覆われた「古代都市」の存在が、ヘリコプターに搭載したレーザースキャナーを用いたLight Detection and Ranging(光検出と測距/LIDAR)による調査で明らかになりました。古代都市を建設した人々はかなり高い文明を持っており、巨大なピラミッドを中心に道路や運河のネットワークを築き、農耕や魚の養殖を行っていたとみられています。 Lidar reveals pre-Hispanic low-density urbanism in the Bolivian Amazon | Nature https://doi.org/10.1038/s41586-022-04780-4 Large-scale early urban settlements in Amazonia https://doi.org/10.1038/d41586-022-01367

    アマゾン奥地でこれまで知られていなかった「古代都市」の遺跡を上空からのLIDAR調査で発見
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    sakstyle 2022/05/26
    ボリビア北東部「500年~1400年頃に繁栄したとみられる古代カサラベ文化」スペイン統治前に人口密度の高い社会があった「ヘリコプターに搭載したLIDARを使用」LIDAR考古学だ
  • 4億年前の謎の脊椎動物の正体解明

    理化学研究所(理研)開拓研究部倉谷形態進化研究室の平沢達矢客員研究員(東京大学大学院理学系研究科准教授)、倉谷滋主任研究員(生命機能科学研究センター形態進化研究チームチームリーダー)らの国際共同研究グループは、シンクロトロン放射光X線マイクロCT(SRXμCT)[1]を用いて、中期デボン紀(約4億年前)の脊椎動物パレオスポンディルス(Palaeospondylus gunni)[2]の化石の頭骨の形態を精密観察し、この動物が陸上脊椎動物の祖先と近縁であったことを発見しました。 研究成果は、魚類から陸上脊椎動物への移行段階[3]に、従来知られていなかった奇妙な形態パターンを持つ動物が存在したことを示しており、ヒトを含む陸上脊椎動物の初期進化過程の全貌解明に貢献すると期待できます。 今回、国際共同研究グループは、頭骨が完全に保存されたパレオスポンディルスの化石を特定し、大型放射光施設「SP

    4億年前の謎の脊椎動物の正体解明
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    sakstyle 2022/05/26
    平沢達也・倉谷滋ら。パレオスポンディルス:どのグループに属するか不明だったが、SPring-8によるX線CTで頭部(5~6mmしかない)の形態的特徴を調べ、基盤的な四肢動物(ティクターリクなどより前)と推定
  • 翼長9メートルの巨大翼竜「死のドラゴン」の化石がアルゼンチンで見つかる

    これまで南米で発見されたものの中では最大となる翼竜種の化石が発掘されました。翼長9メートルもあるこの化石は古生物学者の間では「死の竜」と呼ばれる生物のもので、約1億4600万年~6600万年前の白亜紀末期に生息したとされています。 Thanatosdrakon amaru, gen. et sp. nov., a giant azhdarchid pterosaur from the Upper Cretaceous of Argentina - ScienceDirect https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0195667122000921 Giant ‘dragon of death’ with 30-foot wingspan unearthed in Argentina | Live Science http

    翼長9メートルの巨大翼竜「死のドラゴン」の化石がアルゼンチンで見つかる
    sakstyle
    sakstyle 2022/05/26
    白亜紀末期、アズダルコ科/最近他にも巨大翼竜発見されてなかったかと思ったら、3月にスコットランドのがあった。https://www.gizmodo.jp/2022/03/dearc-sgiathanach.html
  • NASAの火星探査機「インサイト」が最後のセルフィーを撮影

    【▲ NASAの火星探査機「インサイト」が撮影した“最後のセルフィー”。2022年4月24日撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech)】こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機「InSight(インサイト)」が撮影したセルフィー(自撮り)です。インサイトのロボットアームに取り付けられているカメラを使って2022年4月24日(ミッション1211ソル目※)に撮影された複数の画像を組み合わせて作られたもので、NASAのジェット推進研究所(JPL)から2022年5月23日付で公開されています。 左右に展開された2枚の太陽電池アレイをはじめ、表面を塵に覆われてしまったインサイトの様子が一目瞭然です。JPLによれば、この画像はインサイトが撮影した最後のセルフィーとなりました。 ※…1ソル=火星での1太陽日、約24時間40分 2018年11月27日にエリシウム平原へ着陸したインサ

    NASAの火星探査機「インサイト」が最後のセルフィーを撮影
  • 新型コロナウイルスはいつまで体内に残るのか、後遺症との関連は

    新型コロナウイルスに感染後、肺の状態を見るためにローマの病院で胸のCTスキャンを行う患者。(PHOTOGRAPH BY MARCO CARMIGNAN) 新型コロナウイルス感染症の患者の大半は2週間以内に急性期から回復する。だが、ウイルスのかけらは必ずしもすぐに消え去るわけではない。入院した患者を対象とした過去最大規模の研究から、一部の患者ではウイルスの残骸が数週間から数カ月間にわたって体内に残り続け、重症度や死亡率と関連があることがわかった。 5月11日付けで学術誌「GeroScience」に発表された研究によると、PCR検査で最初に陽性と判定されてから14日後以降にもウイルスの遺伝物質であるRNAが残っていた場合は、そうでない例と比べて、症状がより重くなる、せん妄を経験する、入院が長期化するといった傾向がみられ、また死亡のリスクも高まるという。 ワクチンあるいは過去の感染から得られた免

    新型コロナウイルスはいつまで体内に残るのか、後遺症との関連は
    sakstyle
    sakstyle 2022/05/26
    大半の患者は10日程度でウイルスが体内から取り除かれるが、それ以降も検出され続ける人もいる。後遺症の要因になっている可能性もある。他のウイルスでも同様のことが起きていることがある。
  • オンライン投票はなぜ『難しい』のか

    で公職選挙が近づいてくると、「202X 年にもなって投票所に行く必要があるなんて」とか「オンライン投票もいまだにできないなんて」みたいな声をよく聞きます。 [1] 法にも技術にも詳しくない一般の人がそう思うのは自然なことでしょう。オンライン投票ができれば、少なくとも若年層の投票率にはいい影響があるかもしれません。しかし「現代的で民主的な選挙」の要件をしっかり満たしてオンライン投票を実現するのは、実は技術的にも容易ではありません。 「現代的で民主的な選挙」の要件とは、どういうものでしょうか。現在の技術でオンライン投票を実施すると、その要件はどのように毀損するのでしょうか。私たちはその要件を、当に理解しているでしょうか。 記事は、「現代的で民主的な選挙」の要件を振り返り、そこから導かれる「オンライン投票のなにが『難しい』のか」をできるだけ明確にする試みです。そして、議論をその先へ進める

    オンライン投票はなぜ『難しい』のか
    sakstyle
    sakstyle 2022/05/26
    非効率な仕組みで不正を防いでいる/二重封筒方式は秘密投票の保護レベルが少し弱くなる。が、ごく一部での実施なら不正のインセンティブが薄いので許容されるのではないかという話/エストニアの事情