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ブックマーク / utcp.c.u-tokyo.ac.jp (4)

  • 【報告】UTCPレクチャー「哲学ディシプリンとしての美学の誕生」 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

    2010年6月4日、パリ第4=ソルボンヌ大学教授ジャクリーヌ・リシュテンシュテイン氏による講演が行われた。今回はソルボンヌと日の諸高等教育機関との協力関係樹立という公務を帯びて来日された由で、多忙なスケジュールの合間を縫っての(しかし充実した)レクチャーとなった。 【ジャクリーヌ・リシュテンシュタイン教授】 リシュテンシュテイン教授はとりわけ古典主義期(17世紀)フランスの芸術理論の緻密かつ大胆な読解で知られるが、今回の講演では視野を拡げ、美学の歴史を辿りなおされた。中心となる地域はドイツとフランスである。 今日美学は哲学の一部門として確固たる地位を占めている。しかしそこに至る道のりは決して平坦なものではなかった。周知のとおり、近代的ディシプリン(学問領域)としての美学 esthétique, Ästhetik は、ライプニッツ=ヴォルフ派の哲学者バウムガルテンの著書 Aesthetic

    【報告】UTCPレクチャー「哲学ディシプリンとしての美学の誕生」 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
    sakstyle
    sakstyle 2015/05/29
    ドイツで生まれた美学がフランスに移植される流れ「フランス固有の伝統に比べてあまりに観念的で生硬、あまりに「哲学的」「ドイツ的」なアプローチとして反発を呼ぶ」
  • 【刊行】植原亮訳,ティム・クレイン『心の哲学―心を形づくるもの』 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

    UTCPの元PD研究員,現在の共同研究員である植原亮さん(現学振特別研究員)が翻訳したティム・クレイン『心の哲学―心を形づくるもの』が勁草書房より刊行されました. 出版社の紹介ページはこちら 【書誌情報】 Crane, T. 2001. Elements of Mind: An Introduction to the Philosophy of Mind. Oxford: Oxford University Press. 邦訳,『心の哲学―心を形づくるもの』ティム・クレイン著,植原亮訳,勁草書房,2010年. ISBN-10: 4326102004 ISBN-13: 978-4326102006 【目次】 第一章 心 1 心の哲学と心的現象の研究 2 パースペクティブと視点 3 パースペクティブとその対象 4 志向性概念と内包概念の起源 5 有向性と志向的対象 6 アスペクト形態と志向的内

    【刊行】植原亮訳,ティム・クレイン『心の哲学―心を形づくるもの』 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
    sakstyle
    sakstyle 2010/11/16
    via:@igshrmshk 「ちょっと面白すぎて仕事にならない。本文・翻訳・解説とも明晰さがハンパじゃないし。」http://twitter.com/igshrmshk/status/4371266882506752
  • 【報告】第6回こまば脳カフェ | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

    12月22日、第6回こまば脳カフェ・クリスマス特別版「哲学×脳科学」が駒場生協堂3階(駒場コミュニケーションプラザ3階 交流ラウンジ〕で開催された。これまでの脳カフェでは主に脳科学の若手研究者をゲストに迎えてきたが、今回は、「哲学」を専門とする河野哲也さんと戸田山和久さんのお二人がゲストとして、さらに「脳科学」を専門とする大学院生の飯島和樹さんが指定討論者として参加した。 今回の企画は第1回目のゲストであった菅野康太さんがファシリテーターとして企画側にまわって「哲学」と「脳科学」のあいだでどのような共通点や相違点があるのかを明確にしながら対話をすることを目指した。魅力的なテーマとゲストのおかげで多くの参加者が集い、カフェとは雰囲気が遠くなってしまったが、哲学と脳科学のあいだをめぐる刺激的な議論がかわされた。 まずは河野さんによる話題提供「脳科学者がなかなか答えてくれないこと」からスタート

    【報告】第6回こまば脳カフェ | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
  • 【報告】 一匹の猫と共に理性的であること―ドミニク・レステル講演「動物性と人間性」 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy

    2月14日(木)、11時より、UTCP研修室にて、パリの高等師範学校(ENS)教授で、「動物」をめぐって多数の著作のあるユニークな動物行動学者、ドミニク・レステル氏の講演が行われた。 さしあたり「動物行動学者」と述べたが、講演を伺ったいま、氏をこの呼称のもとに呼ぶことに些かの躊躇いを覚えずにはいられない。氏の問題関心は「動物行動学者」としてのそれを大きく上回るものであり、哲学、心理学、ロボット工学を中心としたコンピュータ工学、生態学、そして、これこそが氏のポジションを独特なものたらしめているように思われるのだが、「~学」と呼ばれることのない種々の職人的な知、あるいは日常的な情動、といったところまで及んでいる。実際、経歴を聞けば、哲学と心理学を修めて教授資格を取った後、フランスのコンピュータ会社BULLでエンジニアとして働き、その後、蟻の思考システム、自立型ロボット――「動物ロボット」――等

    【報告】 一匹の猫と共に理性的であること―ドミニク・レステル講演「動物性と人間性」 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy
    sakstyle
    sakstyle 2008/02/21
    動物であれ人間であれ「あらゆる主体は世界を創造的に解釈しつつ構築する」/種単位ではなく個体単位で/「人間と動物のハイブリッドな共同体」と「合理性(rationalité)」概念の更新
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