中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ずっとずっと気になっていた、いっぺんの詩をようやく探しました。確か中学生の頃だったと思うのですが、教科書で目にした詩で、「あの坂をのぼれば」といいます。作家は杉みき子さんという方だそうです。 つい、先日、ある会合で「人生は、"坂の上の坂"だよね」という話が話題になりました。 お気づきのとおり、このメタファ"坂の上の雲"にひっかけたメタファで、なかなか"雲"が見えず、"坂をのぼったら、また坂だよね"というアイロニーが込められている秀逸なメタファだと思います。 そのときの話題に寄りますと、このメタファは、元和田中校長の藤原和博さんが、シニアの生き方を論じた新刊の書名らしいです(僕はまだ読んでいないです)。が、僕は、その