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  • 提言:図書館協議会から図書館委員会へ(住民自治による公共図書館ガバナンス) | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    大それたことを言うつもりはないのだが、今日山中湖情報創造館にリサーチに来た大学生たちと話をしているうちに、やはり日の公共図書館(という公の施設)に対するガバナンスのスタイルをしっかりと考えるべきなんじゃないか…という話題になったものだから、その勢いもあって書いちゃいます。 ◯図書館協議会は、何の権限も責任も無い。 正直なところ、そんな[諮問機関]にどういう意味があるのか、僕には理解できません。ましてやそれが『図書館法』という法律に明記されてしまっている以上、存在を否定する事も、またそれに変わる組織を設置することもなかなか難しいわけで、館長の諮問に答えたり、館長に意見を述べることはできたとしても、それを館長が活用しようが活用しまいが裁量は館長にあるわけですね。 そんなわけで、諮問機関には何の権限も責任も無い訳で、これをもって住民自治があるとは言えない…と思う訳です。 ◯それに比べて「図書館

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    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2010/12/15
    今の日本で住民自治をいきなり実行すると、ポピュリズムによる破壊しか起こらないことは、某府や某市が実証済。公共図書館が住民を正しい地方自治へ導いてからでないと、図書館も無料貸本屋に加速していくだけ。
  • 図書館分類多様性の時代へ。 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    ご存知のとおり、図書館の分類はNDC(日十進分類法)によって、分類されそれが[請求記号]や[排架]となって形づくられている。 確かに良く出来ている分類法ではあるが、書店の配置と比べると判りにくいという指摘もある。書店ではどのように分類されているかといえば、多くはCコードを使っている。これは出版社側がそのに対して付けた分類であるのだが、図書館ではこのCコードによる分類はまったくと言ってよいほど使われる事は無い。 お近くのがあったら、ISBNコードをあたりをみていただきたい。 ISBN 978-1234567899 C0037 ¥1200E こんな風に書かれている。この C0037 がいわゆる Cコードである。 この場合は、第1桁が0は一般、第2桁が0は単行、第3•4桁目が37は教育といった具合である。 図書館の蔵書をいきなりCコード分類にすることは大変であり、また実際に細かな分類が必

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    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2010/12/13
    司書課程ではNDC等の順に配架するのは、本を探す時に前後の同一or類似分類資料を見つけられるから、という理由を挙げているが、いまの公共図書館利用者でその効果を実感できているのはどれほどいるのやら…
  • 「司書」についてあらためて考える…。 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    プロフェッショナル意識を持つ多くの図書館員は、自らを「司書」だと思っている。 しかし、そうそう簡単に「司書」になることはできないのだ。 まずは何をもって「司書」というか、ご存知の通りこれは図書館法に定義されている。 (司書及び司書補) 第4条 図書館に置かれる専門的職員を司書及び司書補と称する。 2 司書は、図書館の専門的事務に従事する。 3 司書補は、司書の職務を助ける。 すなわち、図書館に置かれる《専門的職員》でなければ「司書」とは呼べない。これは司書資格所有者であっても専門的職員として配属されなければ「司書」とは称することはできないのだ。 次に、問題なのはこの法律における「図書館」の定義である。 (定義) 第2条 この法律において「図書館」とは、図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保有して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施

    「司書」についてあらためて考える…。 | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2010/12/02
    それより、司書が存在しなくても法的に公共図書館たることの方が問題。つまり司書は公共図書館の必須要素ではないこと。(強いて言えばコイン式複写サービスには司書相当職員が必置という任意の合意があるぐらいか)
  • 「新しい公共」による公共図書館 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    僕が副理事長である特定非営利活動法人地域資料デジタル化研究会(通称:デジ研)は、その設立時のミッションの中にこう記している ・図書館、博物館等の学習施設の情報化およびサービスに資する事業 当初は、(の受託)という文字が付いていたのだが、それはとうの昔に外した。 これによって私たちは、業務委託や指定管理者として業務を行なうだけでなく、自らが図書館や博物館等の学習施設を持ち、経営していくことも事業として含まれているのである。 さて、一方で国家をあげて「新しい公共」という考え方が大事になってきている。 ・「新しい公共」円卓会議(内閣府) 「新しい公共」に関しては胡散臭い…というむきもあることは知ってはいるが、国や地方自治体がこれまで担って来た公共サービスが、緊縮的財政の中で、少しずつ切り離されている。 直営(100%正規雇用) 直営(正規雇用+非正規雇用:臨時・嘱託・非常勤) 直営(正規雇用+非

    「新しい公共」による公共図書館 | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2010/11/08
    指定管理者制度は財政的理由から興った制度なので、新しい公共の理念のような理想型として全国的に落ち着くという最終形の制度にはなりえないと個人的には思っている。指定管理者制度の先が遠からずあるはず。
  • 丸山高弘の日々是電網 The First. : 指定管理者による図書館経営理念…ほんとうはあたりまえのこと…

    日、とある市立図書館のとある指定管理者公募のプレゼンテーションを行なって参りました。 やるだけやった…人事を尽くして天命を待つ…という気持ちです。 さて、ここしばらく、なんとなく出し惜しみしていた感のある、僕たちのNPOが考える指定管理者による図書館経営理念をすこしばかり語らせていただきました。 まず、僕たちが山中湖情報創造館での指定管理者制度のもとで7年間経験して到達した、これからの図書館経営理念です。 みんなで幸せになる図書館 NPO法人地域資料デジタル化研究会が、今後さまざまなカタチで図書館と関わるとき、常にこのことを経営理念として据えておきたい。そう考える言葉です。 1.利用者の幸せ: なによりもまずその図書館の利用者さんに喜んでいただける、満足していただける…なっとくできる答え(資料)に出会う事ができる…それがひとつ。 2.設置者の幸せ:公費=税金を使っての公共サービスです。そ

    丸山高弘の日々是電網 The First. : 指定管理者による図書館経営理念…ほんとうはあたりまえのこと…
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2010/10/23
    問題は、指定管理者制度は自治体の理解次第で成否が決定するシステムであるということ。多くの自治体で価格だけで指定管理者制度を導入している現実とどう闘っていくのか、というもう1つの観点も必要。
  • 司書は司書として、図書館に勤められる時代を目指して… | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    図書館で働く…人には、ライブラリアンとクラークがいる…ということを、この仕事に就いた事に耳にしていた。その前から、博物館や美術館の「学芸員(キュレータ)」があれもこれも事務仕事を抱えて、『雑芸員』と揶揄されている…ということは知っていたので、図書館司書も事務局員を置かないから…いつも時間も足りないのだなぁ…と、考えていた。 例えば…病院であれば、よほど町中の小さな開業医でもなければ、医局と事務局とに別れており、お医者さんや看護士さんが、受付などの事務仕事をすることは…まずない。それは事務局サイドのお仕事。だからプロフェッショナルなお医者さんや看護士さんは、医療サービスに専念できる。 同じように、図書館だってプロとしての専門家である司書(ライブラリアン)が、その領を発揮できるように、一方にきちんと事務職を置いたらどうだろうか…と、かなり真剣に考えていた。そう考えていたのだ。 だが、これは実

    司書は司書として、図書館に勤められる時代を目指して… | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2010/10/15
    医者は病院経営をするが、司書は図書館経営をしたがらない傾向があると思う。専門職の専門性は施設のマネジメント能力込みのはずなのに。司書が館長になれないのは、そこに原因があると思うのだけど…
  • 指定管理者制度(…と、その運用)に関する誤解。 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    指定管理者制度とその運用に関して、いまだに多くの誤解があるみたい。 地方自治法上は、二人以上の任意の団体でも可能であって、実際にはそれぞれの施設における制度運用による[募集要項]で、応募できる団体が制限されることはあるけど…ね。 ・もともとあった第三セクター(自治体出資の会社あるいは財団法人) ・民間の営利企業 ・NPOなどの市民団体 例えば…考え方ひとつなんだけど… ・都道府県立の施設を、その所在する市町村(地方公共団体)が指定管理者になることも不可能じゃないし。 ・大学や私学が指定管理者になることだってできたりする。 図書館なんかは、 都道府県立の図書館館とか分館)を、その住所のある市町村が指定管理者なることだってできる。 大学が図書館の指定管理者になって、大学図書館のスタッフが市町村の図書館で働くことだって、できたりする。 指定管理者制度そのものは、実に柔軟な(ある意味、制度運用

    指定管理者制度(…と、その運用)に関する誤解。 | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2010/10/12
    ↓関市立図書館の中部学院大学です/関市立の実態も、一度探ってみないとなぁ、とは思っている
  • 指定管理者制度 (公共図書館に対する制度運用の要とは?) | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    ここのところ、あらためて「指定管理者制度」について取り組んでいたりする。 もう一度原点に戻り、この制度の質から考えれば、これからの公共図書館への制度導入のあるべき姿が見えてくるのではないだろうか。 で、なによりもまずは、地方自治法 第244条の2 すべてはここから始まる。 (公の施設の設置、管理及び廃止) 第244条の2 普通地方公共団体は、法律又はこれに基づく政令に特別の定めがあるものを除くほか、公の施設の設置及びその管理に関する事項は、条例でこれを定めなければならない。 2 普通地方公共団体は、条例で定める重要な公の施設のうち条例で定める特に重要なものについて、これを廃止し、又は条例で定める長期かつ独占的な利用をさせようとするときは、議会において出席議員の3分の2以上の者の同意を得なければならない。 3 普通地方公共団体は、公の施設の設置の目的を効果的に達成するため必要があると認める

    指定管理者制度 (公共図書館に対する制度運用の要とは?) | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2009/12/20
    法の字面はそーなんだけど、新自由主義による民間開放が発端で、その妥当性は何ら検討されていないから…/本当に利用料で黒字になる施設があるとしても、時代により競輪や競馬事業と同じ末路を辿る気がする。
  • 先輩方がIT化の流れについていかなかったこと | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    某匿名ブログにあがった内容で、ちょっと気になる記述。 ・図書館の非正規職員が何か言っている2 Hatena::AnonymousDiary 同様の前回Diaryは、単なるツリか?とも思えたのですが、こうして[2]が出てきたことで、そうでもないかも…と思うようになりました。ちゃんと読んでみますね。 斜め読みですが、気になったのはこの記述(以下引用) 異常な非正規化の原因・・。いろいろあるでしょうけど、個人的には先輩方がIT化の流れについていかなかったことだと思います。今、専門性といえるのは、コンピュータをいかに生かせるかという部分でしかありえないと思います。 図書館の専門性については多少異論はありますが、ひとつの事実として 先輩方がIT化の流れについていかなかったこと は確かだと思います。ここに日図書館が諸外国の図書館と大きく水をあけられた(欧米だけでなく、韓国中国やシンガポールなど)

    先輩方がIT化の流れについていかなかったこと | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2009/09/19
    twitterやblogは館方針もあるので現状では必須でもなかろうが(有能な司書は他の仕事に時間を割いてる場合も多かろう)、OPACや情報発信としてHPの充実はIT化の必要最低限なので、これは全館クリアしてほしい。
  • 視聴覚資料の《買い直し》への要望 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    山中湖情報創造館では、視聴覚資料として音楽CDとDVDを用意し、貸し出しも行っている。 DVDはデジタルだから劣化はしない(少ない)...と、思っていたのは最初の1週間。キズはつくはエラー処理のイージーなプレーヤでは再生できないは...デジタルだって媒体の硬度によっては、取り扱いによっては、予想以上に短命だったりする。 ま、最終的には買い直すことも考えなければならいのだが、図書館で購入するDVDは、館内視聴や個人貸出、館内上映の許諾をいただく分だけ、コンビニなどで売られているDVDよりも割高だ。 ただ...買い直しDVDに対しても、同額を払うのは何故なんだろう。 著作権法 (営利を目的としない上演等) 第38条 5 映画フィルムその他の視聴覚資料を公衆の利用に供することを目的とする視聴覚教育施設その他の施設(営利を目的として設置されているものを除く。)で政令で定めるものは、公表された映画

    視聴覚資料の《買い直し》への要望 | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2009/07/15
    故意・過失を問わず行政財産を毀損した者は賠償責任を負うのが原則だが、何故か公共図書館はこれが原則ではないらしい。賠償責任追及を放棄するなら、行政側がリスクを負い再購入代金か保険料を負担すべきでしょう。
  • 公共図書館が、勉強する人を追い出してどうするの? | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    ときどき耳を疑うような台詞を公共図書館関係者から聴く 「うちでは、受験勉強やテスト勉強はお断りなんです」 正直言って、それって[どうよ]と思うのです。まぁ大人の都合とでもいいましょうか、理由はいろいろあるかと思います。そもそも席数が少ないとか、昔悪さをした子どもたちがいたとか...そして何よりも強力なのは他の利用者さんからのクレームを優先する体質とか....。公共図書館は社会教育機関なので学校教育である試験勉強は排除する...きわめて縦割り的な対応...が、試験勉強/テスト勉強をしに来た子どもたちにメッセージとして伝わるのです。 児童サービスは手厚いサービスで歓迎しても、結果としてYA/TEENS世代が図書館離れしてしまうのも、こうした明確な理由があるからなんですね。 図書館を建設するにあたって、その設計思想の中に[小中高生の勉強の場としても利用できる]ということを、なぜ盛り込まないのか.

    公共図書館が、勉強する人を追い出してどうするの? | 丸山高弘の日々是電網 The First.
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    sakuraya_tohru 2009/06/29
    地域特性はあろうが、利用者及び管理者としての経験では中学~大学生の自習者は偶然の本との出会いをほとんど望んでいない/自習者で資料閲覧者の席がなくなった場合、公共図書館員がどうすべきかは自明だと思うが。
  • 魅力的な[場所(土地/施設)]が描かれない日本の児童文学 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    の児童文学や子ども向け読み物の中に、魅力的なキャラクターが絶滅状態である...などとちょっと過激な書き方をしましたが、第二弾は『場所(舞台設定)』についてです。 例えば、「ホグワーツ」「シャーウッドの森」「ネバーランド」「グリーンゲイブルス」...土地の名前だったり建物の名前だったりが混ざっていますが、物語世界の中に存在する『場所』についての記述。 これも、実は日の児童文学の中には稀少/稀薄なんじゃないか...って、感じているんです。 唯一存在しているのは、「イーハトーブ」くらい。 というわけで... 「日の児童文学には、行ってみたい『場所』がない!」 と仮説を立ててみたい。 異論・反論・ご意見求む!!

    魅力的な[場所(土地/施設)]が描かれない日本の児童文学 | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2009/06/02
    T先生(夫人)の児童サービス論がらみですか?私は守り人シリーズでレポート書きましたけど
  • なぜ図書館において指定管理者制度が目の敵になるのか。 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    図書館協会発行の逐次刊行物「図書館雑誌」の2009年3月号の特集は、ずばり『指定管理者制度』だ。 それにしても、この手の記事において毎回感じることは、「どうして図書館における指定管理者制度の導入が、これほど目の敵にされなければならないのか」ということだ。まずそれが第1点。 第2点は、指定管理者制度を導入したことによる短所を指摘しているが、では直営による短所は全く無いのか...異動が当然の公務員の人事制度の中で、指定管理者に対して指摘するような時間をかけた人材育成がどれだけで来ているのか。 第3点は、地域の市民活動が制度を反対する理由が、僕にはまったく理解できない。行政がやりたくない(民間でできるものは民間で)というのなら、むしろ「市民が市民自身の手で市民のための図書館運営ができる」チャンスなのだ。「公務員さんには任せておけない。だから地域の私たちが公共図書館の運営を担います」って声が、

    なぜ図書館において指定管理者制度が目の敵になるのか。 | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2009/03/17
    指定管理に問題ありは事実、しかしそれは制度ではなく運営の問題なのに、業界はそれを責めず理論ぐだぐだ…/日本では自治への態度から住民による運営は継続性の点で問題。でも、アメリカの成功例は一般的なの?
  • 地域の図書館に対する「将来にわたる義務と責任」の所在 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    これまで、指定管理者として地域の図書館運営に関わってきた(現在進行形)。 来年度が、第二期目の協定期間の3年目(最終年)ということもあり、未来の山中湖情報創造館の姿をイメージすることが少なくない。 そんな中で、僕が一番懸念することがある。それは 「将来にわたり山中湖情報創造館に対して義務と責任を負うのは誰なのか」 ということ。指定管理者である私たちは、その協定期間において仕事をまっとうすればいい。行政においても、公務員さんは異動という制度があるのでそれを越えてまで義務や責任を負うものではない。議員さんにしても、首長さんにしても、任期があり、選挙によって選ばれる...という制度である。 そんな中で、立ち上げから関わってきた僕たちとしては、かりに継続しないことになったとしたら、いったい《誰》に《山中湖情報創造館》の《将来》を託したらよいのか....を考えたら...実はどこにも存在していないこと

    地域の図書館に対する「将来にわたる義務と責任」の所在 | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2009/02/23
    結局、公共施設である以上、最終責任者は地方自治体(=住民)であって指定管理者ではない。指定管理者がどうあれ結局は自治体や住民次第なことは、自治体も住民も、そして指定管理者も、もっと理解しなければならない
  • 廃棄図書のデジタル化...応用編 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    公共図書館において、廃棄する図書のデジタル化はどうやら認められるようだ。 それは、これまでにおいても、廃棄する図書に対するマイクロフィルム化、マイクロフィッシュ化が認められていたことによる。もちろん現物は図書館から廃棄されなければ違法となる。 ふと...思った。 廃棄する資料は、逐次刊行物であろうと、一般図書であろうと区別は無い。消耗品で購入しようと、備品で購入しようと同じである。また、廃棄にあたっては何日以上図書館資料として扱っていなければダメ...という規定はいまのところ存在しない(あったとしても廃棄基準的な内規の範囲である)。 だとしたら、寄贈図書も廃棄する時点でのデジタル化による保存は...認められる範囲ではないだろうか。 廃棄後、その資料が寄贈者の手で拾われることがあったと...しても。

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    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2009/01/29
    原本破棄が条件なのは、原本購入前提で複製により権利者に実害が及ばないから。寄贈資料や消耗品扱いでの複製は、権利者の反発必至な上に、さすがに法31条の精神を超える。著作権切れを対象とするのが現実的か。
  • 「指定管理者制度」と[民営化」の誤解 〜とあるブログを見て眠れなくなった〜 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    相変わらず、「指定管理者制度」と「民営化」を誤解している記述に、どうしても一言いいたくなってしまう。 ・文京区図書館の「民営化」 (かげうらきょうのブログ) ・図書館の民営化 (壊れる前に…) ・拙速な文京区の図書館民営化計画にストップを! (ubiqueer) ・文京区の図書館があぶない! (文京のよりよい図書館をつくる会) 用語の使い方が、ちょっと煽動的な印象があります。 そもそも「民営化」とは、日国有鉄道が株式会社化されジェイアールになったりとか(JRの場合はさらに分割しましたが)、日専売公社が日たばこ産業株式会社 (JT) になったりとか、日郵政公社が日郵政株式会社になったりすことを指します。 これに対し指定管理者制度は、設置自治体による「指定管理者が行う業務」を担うことであり、民営化ではなく民間団体による業務代行なのです。 あまりにも、誤解のある書き方が横行していること

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    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2009/01/22
    ≠民営化はその通り、その理由は自治体が自らの施設として予算を決定し事業計画を承認する制度だから/NPO等が安価で指定管理者になっているのは、日本では公による労働力の不当搾取である面が否めない。
  • 比較しちゃってよいのかな? | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    デザインを云々するつもりは毛頭ありませんが、ウェブサイトの使い方(利用の仕方)は、歴然とした格差を感じます。 特にALAサイトのほぼ全ページにあるこの[+SHARE]のボタン。個人のブログなどに、どんどん紹介してもらおうという心意気を感じます。 それと、トップページではわかりませんが、ALAのサイトでは、写真共有サイトのFlickrや動画共有サイトのYouTubeを、あちらこちらで活用していること。すべての自社サイトで実現するのではなく、使える機能があれば、他のサイトもどんどん活用するという姿勢もすごいです。さらにALAのその姿勢が、全米の公共図書館にとってひとつのモデルケースでもあるということ。 日図書館も、まだまだガンバらねば...と、強く強く思うのです。

    比較しちゃってよいのかな? | 丸山高弘の日々是電網 The First.
    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2008/11/16
    あのHPで最も足りていないのは、業界統計が掲載されないこと。いつまで統計を不当に高額で売りつける商売を続ける気だか。
  • 天秤には掛けられないが、お財布はひとつ。 | 丸山高弘の日々是電網 The First.

    以前、「公の施設...がたどる未来」を書いている時にも感じていたが、自治体の財政状況は、僕たちが認識している以上に、深刻なのかもしれない。 年末年始、大阪で立て続けに起こった《救急搬送のたらい回しによる死亡事件》などを考えると、同じお財布から出るお金を、あっちはあっち(福祉や医療)、こっちはこっち(図書館文化施設)などとは言っていられない状況なのではないだろうか。 そんな中で、昨年末に書かれたブログが気になる。 ・公立図書館運営費は医療費にまわそう! Ceekz Logs もちろん、財政的に豊かな自治体では天秤にかけるような事ではないのかもしれないが、全国の多くの自治体の財政状況を考えると、そうも言っていられないのではないだろうか。 指定管理者制度は、経費を削減しサービスを向上するという一見相矛盾した制度かもしれない。しかし、この言葉使いがそもそも間違えている。正しく言い換えれば「公費支

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    sakuraya_tohru
    sakuraya_tohru 2008/01/07
    反官尊民卑に偏り過ぎの民尊官卑的意見。知る権利を後回し→IT関係の公共投資も減→田舎者はネット利用できない、ということでブログも書けなくなるが…。直営の図書館サービス向上ならまともな職員配置すればいい。
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