広報の悩みの1つに効果測定がある。測定方法は単純にリリース作成数やメディアへの記事掲載数でよいのか、伝統的に行われている広告換算でいいのか、これは多くの人が感じる疑問だろう。そこで本連載第4回は、効果測定、スコアリングについて深掘り。また、初心者の現在だからこその働き方やスキル習得の方法についてもお聞きした。 「それさぁ、早く言ってよ~」というTVCMでお馴染みのクラウド名刺管理サービスを展開するSansan株式会社は、名刺管理の会社から、SaaSサービスを提供する会社として認識を進化させている。そうした新たなステージに向かってPR活動を行っているPRマネージャー 小池亮介さんに、どのようなことをポイントに効果測定を行っているのか、初心者広報が身に付けておきたいことを具体的にお伺いした。 今回、インタビューから得た主な知見は、以下の通り。それぞれの項目については、記事後半のインタビューで詳
BtoBマーケティングの本流は「デマンドジェネレーション」各地の講演やメディアの連載記事で、庭山氏はよく「日本のマーケティングは欧米に比べて周回遅れ」と言う。「まさかそんなはずはない!」と言いたいところだが、それは「マーケティングの定義が違っている」と庭山氏は指摘し、次の3つ定義を示した。 ① リサーチ対象は先端技術調査や市場調査、顧客満足度調査など多岐にわたるため、担当する部署も複数になる。評価指標はレポートの質。 ② ブランディング担当する部署は広報やPRなどで、評価指標は認知度(アウェアネス)。 ③ 案件創出(デマンドジェネレーション)担当する部署はデマンドセンター。評価指標はROMI(Return On Marketing Investment:マーケティング投資回収率)。 これらのうち、①は日本で最初に市民権を得た分野で、遅れているわけではない。また、②も多くのBtoB企業で、か
今、マーケティングにおいてデジタルとアナログの組み合わせが注目されている。顧客が何かを買うことを考えると、すべてがデジタルだけで、またはアナログだけで完結することはまずない。 「デジタルマーケターズサミット 2019 Summer」のセッションでは、シャノンの村尾氏が、「アナログ施策をやめて完全にデジタルに移行したことで大失敗したことがある」と自社の経験を開示し、BtoBマーケティングにおけるデジタルとアナログの組み合わせをスモールスタートで始める方法を紹介した。 アナログを切り捨てたシャノンの失敗経験シャノンは、マーケティング支援ツール「シャノンマーケティングプラットフォーム」を提供するツールベンダーだ。 村尾氏は、同社のマーケティング部の部長に就任した当初、それまで実施していた展示会やセミナーといったアナログ施策をすべて切り捨てた経験がある。それによって捻出した予算を、「リスティング広
Googleしごと検索リリースのソース 2019年1月23日、日本においてGoogleしごと検索が正式にリリースされました。 https://japan.googleblog.com/2019/01/shigoto-search.html?m=1 上記公式ブログに記述のある通り、公式にGoogleしごと検索対応国として日本が新たに追加記載されました。 Googleしごと検索実装状況が書き込まれるTwitter多くのTwitterユーザーがGoogleしごと検索の実装状況をツイートしています。 Googleしごと検索の日本リリースが確実となった今、WEBマーケティング担当者はGoogleしごと検索への対応やIndeedへのアクセス数の心配をしている方もいるようです。 ツイート情報はコチラで紹介しています。 Googleしごと検索が実際に日本のGoogle検索結果に出ているか?「渋谷 エンジニ
変化はすでに始まっているマーケティングされたい人などいません。あなたはどうでしょうか?誰もがこのことに気付いているわけではありません。話を先に進める前に、どうして私がこんなことを考えたのか、ご説明しましょう。 マーケターにとって、需要と供給の法則は絶対である――かつてこのように教え込まれた私たちは、需要を意のままに操れると考えがちです。しかし時代が進むにつれ、私たちがアプローチできる顧客は1対1から1対多に増え、ついには10年前には予想もできなかったデジタルの規模に達しました。 たとえば、今の私たちは何十億人もの意見を一気に知ることができます。そこから個人の行動や好みに基づいた、消費パターンや購買パターンのプロファイルさえ作成可能です。 私たちは、テクノロジーの進化によって、かつては想像もつかなかったレベルまで需要と供給の範囲は広がり、規模も拡大していきました。 18億人ものユーザーが使う
待望のGoogleアトリビューションが登場本格的なクロスデバイス&AI活用の実現アクションへの自動連携(自動入札)機能の追加2017年のアップデートは「これから起きる大きな変化」の前準備2017年のGoogleアナリティクスの主なアップデートとして紹介されたのは次のとおりだ。 「gtag.js」の追加「ライフタイムバリュー」レポートの追加「セッションの品質」の追加クロスデバイスリマーケティングがGAのユーザーリストでも利用可能にユーザーリストが30日ルックバック可能に有料版Googleアナリティクス360の集計処理速度が向上など ここで1つひとつ詳しくは触れないが、大きな流れをまとめると次のようになる。 「セッション軸」から「ユーザー軸」の分析への移行データを「取る」「見る」から「使う」への拡張Googleアナリティクス360製品の連携・性能強化「ライフタイムバリュー」レポートはGoogl
[転載元]DMPと3PASは今後どうなる?Google サードパーティポリシー変更の背景考察|DML ※画像付き記事、記事全文は↑でご覧ください ※本ページの記事は[転載元]からの抜粋です Google サードパーティ ポリシー変更の背景と影響範囲GoogleはDMP企業に対して、GDN上で広告を入札する場合(DSPとして使用する場合)を除き、DMPによるデータ収集(ピクセル使用)を制限すると発表しました(2015年1月適用予定でしたが、2015年5月現在で、まだ完全には適用されていないようです)。これによって、多くのDMP企業、DMPを利用して効果測定を行ってきた広告主が影響を受けます。 GDNは費用対効果の高いディスプレイ広告として多くの広告主が利用しています。しかし、広告主はGDN以外にも様々な広告キャンペーンを実施しており、これらメディアを横断して効果測定を行うために活用されてきた
Googleアナリティクスのトラッキングコードのカスタマイズ方法を解説するのも今回で最後だ。最後を飾るのは、eコマースのトラッキングコード。 前回の「カスタム変数を使ったコーホート分析」と同様に、このeコマースのトラッキングコードも、入門講座で紹介するには少々高度なカスタマイズの1つだ。 現時点で、このテクニックがすぐに役立つ人は少ないかもしれない。ただ、今すぐには実装する必要性がない人も、Googleアナリティクスを使えばこういう分析が可能だということを知っておくのは、決して損にはならないと思う。 このカスタマイズが難しいのは、eコマースサイトの仕組みに理由がある。eコマースサイトの決済ページは、通常、動的に生成されており、購入された商品やサービスに応じた価格などの情報を取得して、動的にGoogleアナリティクスのトラッキングコードを実装しなければならないからだ。 難しいとはいえ、キャン
トラッキングコードのカスタマイズの最後を飾るのは、ECサイトの売上データをGoogleアナリティクスに取り込んで分析し、売り上げアップなどの施策をより良くするための「eコマース」のトラッキングコードだ。 これから3回にわたり、eコマースのトラッキングを紹介する。今回はトラッキングコードの設定方法を解説する。 eコマースサイトでは、購入された商品や個数、合計購入金額などは基本的に毎回異なるのが普通だ。通常は、そうした売り上げレポートは別途作っていることだろう。しかし、Googleアナリティクスにこうしたデータを取り込めば、サイト上でのユーザー行動をあわせて分析でき、より具体的なユーザー理解と改善案につなげられるようになる。 それを実現するには、動的にプログラミングしてデータを収集できるようにしなければならない。 eコマースのトラッキングコード実装はハードルが高いが、集客やサイト内の行動だけで
有料Adobe Marketing Cloud内の別ツールとの連携・拡張機能が豊富データセグメント機能が豊富最も大きな違いとして、GAは無料で利用できるメリットがあります。しかし、無料版では月1,000万ヒットの制限があると公式サイトでもアナウンスされています(ヒットには、PVだけでなく、クリック計測等ユーザ操作に因る通信も含まれます)。サイト規模によっては、GAの無料で利用できるメリットを享受できません。 一方AAも契約形態によってサーバコール上限数があります。その為、大規模サイトの場合はサーバコール数を考慮する必要があります。 また、あくまで上記は利用料に関する比較で、実際に導入する際は導入時の作業コスト面も考慮する必要があります。GAではGoogleの別ツール、AAではAdobeの別ツールに関して高い親和性を有しています。もしAdobe Marketing Cloudの別ツールを導入
Adobe Analyticsが大幅値上げ、以前の数倍に!?実は、いまAdobe Analyticsの利用料が値上げされています。利用している企業の担当者には代理店さんなどから連絡が行っていると思いますが、かなり大きな値上げです。 念のために説明しておくと、Adobe Analyticsはアドビ システムズが提供するアクセス解析ツールで、同社のデジタルマーケティングプラットフォーム「Adobe Experience Cloud」の中核を担うサービスの1つです(昔は「Omniture SiteCatalyst」という名称のサービスでした)。 どういう値上げかというと、料金プランが大幅に改訂され、「新たにAdobe Analyticsを使うなら、最低でも月間2億サーバーコールの契約から」というプランになってしまっています。 そのため、すでに2億サーバーコール以上で契約しているところはあまり金額
B2Bのマーケティングで一番大事なのは、案件を作り、それを営業やインサイドセールスに渡すデマンドジェネレーションである。KDDIの中東氏は、IBMやシスコなどでB2Bマーケティングに16年関わってきた経験から、その「後工程の生産性」に注目した。つまり、案件を渡した後のインサイドセールスや営業の生産性だ。これを定義したものが、後になってABM(Account Based Marketing)と呼ばれるものだったという。 Web担当者フォーラム2日目の基調講演では、「本当の案件売上につながるBtoBマーケティングを突き詰めてたどり着いた『Account Based Marketing(ABM)』とは?」と題し、本当の案件売上に繋がるマーケティングとして登場したABMについて、中東氏が解説した。このセッションレポートでは、前編(基礎編)と後編(実践編)の2回に分けてお届けする。 「後工程」の「生
「Web担当者Forum ミーティング 2016 秋」では、サイバーエージェントの木村氏が 「データから見るSEOとUXの関係性と対策」と題して、SEOとUXの事例と対策について解説した。 SEOは、楽しいですか?今日のセミナーでは、「テクニカル的にこの施策を実行すれば、明日から数字が伸びます」といった魔法の杖的なノウハウは紹介しません 木村氏は冒頭から釘を刺したうえで、やや過激な問題を提起した。 近頃、SEOが面白くなくなってきている その理由として木村氏は、次の事実をあげる。 Googleは、昨年あたりから急速にアルゴリズムを人工知能(AI)をベースとしたものに変更してきている 人工知能はビッグデータからユーザー行動を機械学習して、その結果をアルゴリズムとしてフィードバックしている。つまり、Googleは人工知能を活用して、ユーザー(検索者)が満足するように検索結果をチューンしているの
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