携帯激震!総務省vsキャリア3社 「携帯電話料金は4割引き下げる余地がある」――。2018年夏の菅義偉官房長官の発言で激震が走った携帯電話業界。総務省と大手3キャリアの攻防は、新規参入する楽天を巻き込んで新たな激戦を繰り広げる。10月1日に激変した携帯電話の新ルールとともに、次の業界構造を解き明かす。 全5回連載。 バックナンバー一覧 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3キャリアで約90%のシェアを占める携帯電話市場。総務省は「第4の事業者」楽天を巻き込んで、その牙城を突き崩しに掛かった。特集「携帯激震!総務省vsキャリア3社」(全5回)では、業界の新たな構造を解き明かす。(ダイヤモンド編集部 村井令二) 総務省、大手3キャリア寡占の牙城に照準 2018年夏に菅義偉官房長官が「携帯電話料金は4割引き下げる余地がある」と発言し、携帯電話業界に激震が走ってから1年余り。政府は法律改正を